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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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テッセラクト
テッセラクト_d0030824_0504348.jpg『THE TESSERACT』 イギリス・タイ・日本/2003
監督:オキサイド・パン
出演:ジョナサン・リス=マイヤーズ サスキア・リーヴス
    カルロ・ナンニ アレクサンダー・レンデル レナ・クリステンセン




公開時コピー
解けるか!?運命の映像(パズル)。
抜け出せない。


「ザ・ビーチ」のアレックス・ガーランド原作「四次元立方体」を「the EYE 【アイ】」、「レイン」のオキサイド・パンが映像化。
同じ時間軸で起きるあるホテルの宿泊人達が徐々に繋がっていく。
出演は「タイタス」のジョナサン・リス=マイヤーズ、「HEART」のサスキア・リーヴス、そしてかなりの好演を見せる子役アレクサンダー・レンデル。

<あらすじ>
タイ・バンコクのホテル「HEAVEN」。
午後5時47分、303号室のイギリス人の運び屋ショーンはベッドの上で荷物がくるのを待っている。
同じ時刻、203号室では麻薬を奪われ、その奪還にも失敗した女の殺し屋リタが腹部に銃弾を受け朦朧としていた。
さらに時を同じくして、ホテルの使用人ウィットは宿泊人の部屋からカメラを盗み出していた。
そのあと、心理学者のローサがホテルにチェックインする。

***

最近、オキサイド・パン監督の映画を良く見ています。
なぜだか、この監督の手法が心地よいんですね。
スローモーションを多用したり、セピア調であったりする映像美など、まさに見せてくれる編集でもあります。
さて、この映画は製作と製作総指揮が日本人です。かといって日本の役者が出ているわけじゃないんですが。

全体的に複雑な仕掛けがしているわけじゃありません。
最初は戸惑いますが、「21グラム」のような映画が好きな人は良いんじゃないかと思います。
映画のキーになるホテルの少年ウィットがアジアの貧困層を象徴しているかのような行動が哀しくもあり、現実的でもあります。
演じるアレクサンダー・レンデルは表情が素晴らしい。
もっと映画に出て欲しいですね、彼を見るだけでもこの映画は価値があります。

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by syosei7602 | 2005-05-04 23:21 | ミステリ/サスペンス
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