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『LIAR LIAR』 アメリカ/1997
監督:トム・シャドヤック 出演:ジム・キャリー モーラ・ティアニー ジャスティン・クーパー アマンダ・ドノホー ケイリー・エルウェス スージー・カーツ クリスタ・アレン 「ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合」「ブルース・オールマイティ」などのコメディを手がけるトム・シャドヤック監督によるコメディ。 出演は「エターナル・サンシャイン」のジム・キャリー、「真実の行方」のモーラ・ティアニー、「裏切」のジェニファー・ティリー、「ツイスター」のケイリー・エルウェス、「白蛇伝説」のアマンダ・ドノホー、「リアリティ・バイツ」のスージー・カーツ、テレビドラマ「ER/緊急救命室」の子役ジャスティン・クーパーなど。 <あらすじ> 口八丁手八丁で嘘をつき、勝訴をものにするやり手弁護士フレッチャー(ジム・キャリー)。 そんな彼に美人上司のミランダ(アマンダ・ドノホー)は、他の弁護士が断った依頼を見事に勝てば昇進させると言う。 それは資産家の妻であるサマンサ(ジェニファー・ティリー)が夫と交わした婚前契約で、浮気をした場合、離婚後は一切の財産を受け取ることが出来ないというものだった。 明らかに負けが見えている裁判だったが、釣られたフレッチャーは引き受ける。 しかし、フレッチャーはミランダの機嫌をとるため、離婚した元妻オードリー(モーラ・ティアニー)と暮らす最愛の息子マックス(ジャスティン・クーパー)の誕生日をすっぽかしてしまう。 いつも嘘ばかりつくフレッチャーにがっかりしたマックスは、誕生日のお願いとしてフレッチャーが1日嘘をつけないようにと願う。 すると翌日、フレッチャーは全く嘘がつけず本音を暴露しながら騒動を起こしていくのだった。 <作品解説> ジム・キャリーの顔芸爆発(笑)。 嘘ばかりつく父親が、子供の願いでどんな小さな嘘もつけなくなってしまいます。 当たり前のことが出来なくなり、当たり前の生活が離れていくというテーマがおもしろおかしく含まれているんですが、主人公フレッチャーが弁護士という設定のために大人の都合による嘘が浮き彫りになっていきます。 それが裁判の離婚訴訟であったり、人との付き合いであったりするわけで、大人の都合でつく嘘と子供に対してつく嘘の質がハッキリと対照的に描かれています。 この対比が非常におもしろいですね。 日常的に嘘をつき続けるフレッチャーは、嘘をつけなくなる事によって自分が「嘘」によっていかに大切なものを失ってきたか、そして失ったことに気が付かなかった事をようやく実感します。 これはシナリオのうまさですね。 <見どころ> 1人でとにかく暴れるジム・キャリーとその顔芸。 よくもまあ、あれだけ顔が動くのかと驚きます。 裁判シーンとラストの暴走っぷりはホントに笑えますね。 <出演者> ジム・キャリーの大げさな演技、さすがはコメディのプロ。 奥さん役のモーラ・ティアニーは、落ち着いた演技でジム・キャリーとは対照的。 子役のジャスティン・クーパーも好演しています。 ジム・キャリーが1人で暴れているように感じますが、元々脇を固める俳優陣は巻き込まれ役(笑)なので、素直に笑ってみましょう。 コメディだけれど、ラストまできっちりとおさえた作りになっています。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2006-10-05 23:59
| コメディ/パロディ
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