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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ナチュラル・ボーン・キラーズ
ナチュラル・ボーン・キラーズ_d0030824_22184767.jpg『NATURAL BORN KILLERS』 アメリカ/1994
監督:オリバー・ストーン 
出演:ウディ・ハレルソン ジュリエット・ルイス ロバート・ダウニーJr 
    トミー・リー・ジョーンズ トム・サイズモア 
    ロドニー・デンジャーフィールド エド・マックラーグ
受賞:ヴェネチア国際映画祭/審査員特別賞 他(1994)


公開時コピー
メディアが創ったスーパースター

クエンティン・タランティーノ原案を「プラトーン」のオリバー・ストーンが映画化。
出演は「ラリー・フリント」のウディ・ハレルソン、「カーラの結婚宣言」のジュリエット・ルイス、「ゴシカ」でハリー・ベリーと共演したロバート・ダウニー・Jr、名優トミー・リー・ジョーンズなど。
モノクロになったり、アニメが使われたり、実際の映像を織り交ぜるなど見るものに休む暇を与えない。
アメリカ社会の歪みを描いた傑作。

<あらすじ>
父親から性的虐待を受けているマロリーは、肉屋のミッキーと運命的な出会いを果たす。
早速2人で逃げるが、車両窃盗の罪でミッキーは刑務所へ。
やがて脱獄したミッキーはマロリーと共に彼女の両親を殺害し逃亡。
各地で殺人を犯す2人をメディアは取り上げ、アメリカのダークヒーローとして祭り上げられていく。

***

ストーン監督といえばケネディ大統領暗殺を検証した「JFK」、ベトナム戦争の体験を映画化した「プラトーン」など社会派なイメージが強いが、「Uターン」(ショーン・ペン主演)のような不条理なバイオレンス映画も撮っている。

本作はタランティーノ原案ということだけど、かなり方向性が違うようです。
確かに根底にあるのは不条理な暴力、殺人、それを正当化してしまう主人公達はタランティーノの脚本によくあるパターンですが、ストーン監督が撮ると社会性が前面に出てしまいますね。
まあ、それがこの映画の肝ではあるんだけど。
こんな映画、日本で作ったら間違いなく「バトルロワイアル」の扱いになりますね(笑)。
格好いい映画かと言われると、悩むところです。

主演の2人は美男美女という感じではないのが、なんとなくリアリティを醸し出していて怖いかもしれない。
トミー・リー・ジョーンズの壊れっぷりはなかなかのもの。
この人、意外とこういう役の方が好きなんじゃないかなぁと思ってみたりして。
人によって好き嫌いがはっきりしているので、あえてお薦めとは言えないですね。
個人的には「まあまあ」といった所です。

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by syosei7602 | 2005-04-30 23:59 | ハードボイルド/犯罪
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