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『時をかける少女』 日本/2006
監督:細田守 声:仲里依紗 石田卓也 板倉光隆 原沙知絵 谷村美月 垣内彩未 関戸優希 公開時コピー 待ってられない 未来がある。 過去にテレビ、映画合わせて6回も映像化された筒井康隆原作の同名作品を、新たな主人公と設定で初アニメ化。 監督は「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」の細田守。 声は「蝉しぐれ」の石田卓也、舞台俳優の板倉光隆、「まだまだあぶない刑事」の原沙知絵、「笑う大天使」の谷村美月、NHK連続テレビ小説「ファイト」の垣内彩未など。 キャラクターデザインは「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行、主題歌はシンガーソングライターの奥華子。 <あらすじ> 高校2年生の紺野真琴は、夏休みを前にいつも仲の良いクラスメート 間宮千昭と津田功介と共にグラウンドで野球の真似事をする日々。 ある日の放課後、学級委員の仕事で化学室に行った真琴は、準備室からの物音に気付く。 部屋に入るとそこには誰もいなかったが、何かの気配に転んでしまった彼女は不思議な体験をする。 その話を千昭と功介にするが、大笑いされて終わる。 真琴は、母親に頼まれたお使いの為、2人と別れ叔母の芳山和子の元へ向かうが、踏切がある長い下り坂でブレーキが効かず遮断機にぶつかって走ってくる電車に向かって投げ出されてしまうのだった。 その瞬間、真琴は時間を跳躍し、坂道の途中で転んでいるのだった。 <作品解説> 今年見たアニメの中では文句なしに一番の作品であり、今年見た映画の中では個人的に上位にランクする出来映えでした。 映像化が非常に多い作品で、一番有名なのは原田知世主演・大林宣彦監督のもの。 他にドラマ版では南野陽子、内田有紀、安倍なつみ主演のもの、映画版では中本奈奈主演があります。 されど、原田知世主演のものが一番メジャーで、他は原作の設定を活かしたものであり、常にリメイクという形から離れられなかったのも事実。 本作ではその「リメイク」という枠を越えて、新たな設定を元に作られた「新作」と言えるでしょう。 映画の設定だけでいえば、続編と言っても良いですね。 さて、この映画では爽やかな夏の日々を背景に、男2人女1人という不思議な友情、それぞれの恋愛模様を少しずつ絡めて、主人公・真琴の複雑な思春期の心情が語られていきます。 自分の不満やストレスを時を越えることで発散していく真琴、些細な自分の日常を変える事で自己満足に浸っていきます。 だけど、ある出来事をきっかけに本当の未来を考え、自分の大切なものを見つけていきます。 内容的にいえば「バタフライ・エフェクト」に近いものになるのですが(原作的には「時かけ」が先ですが)、タイムトラベルものに付き物なのは辻褄合わせ。 それらの矛盾をシナリオのうまさがカバーし、混乱することなくユーモアたっぷりに描かれます。 <見どころ> タイムリープシーン…と言いたいところですが、このSFとしての描写は重要ではありません。 まず、風景描写。 透明感とソフト感が両立した夏の描写が、まさしく夏そのもの。 そして、主人公・真琴の表情の多さ。 「エヴァンゲリオン」のキャラクターは全く持って好きになれなかったんですが、これだけ表情豊かなキャラクターは立派です。 原作の主人公である芳山和子、30代後半という設定ですが、そうなると姉?とは割と歳の差があるんですかね。 <その他> 声を当てるのは声優初挑戦でオーディションで選ばれた仲里依紗(なか りいさ)。 ハスキーな声で泣いたり笑ったりするのはハマリ役でした。 間宮千昭役の石田卓也はすごく上手いときといまいち?な時の差がありました。 ムラがあるという感じがするんですが、声質は良かったです。 津田功介役の板倉光隆は非常にストレートで良く通る声でした。 前々から述べていますが、声優がいるなら俳優で声をあてる必然性をあんまり感じません。 本作でもほとんどが俳優女優で占められていますが、考え方としては一回で終わってしまうのではなく、声優という職を極めて欲しいものです。 特に本作では女性キャラクターは、設定とほぼ同年代の女優が演じているので、頑張ってほしいですね。 映像、シナリオ、テンポの良さの三拍子が揃った作品です。 単館系での公開が多いので、夏が終わらないうちに機会があれば是非。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2006-08-19 23:59
| アニメ/CG
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