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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト_d0030824_085827.jpg『PIRATES OF THE CARIBBEAN:DEAD MAN'S CHEST』
アメリカ/2006
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ
    ビル・ナイ ステラン・スカルスガルド ジャック・ダヴェンポート
    ケヴィン・マクナリー ナオミ・ハリス ジョナサン・プライス
    トム・ホランダー  リー・アレンバーグ ジェフリー・ラッシュ

公開時コピー
さらば、ジャック・スパロウ―

ジョニー・デップの文句なしの代表作となったシリーズ第2弾。
監督は前作に引き続き、ゴア・ヴァービンスキー。
製作はジェリー・ブラッカイマー、音楽はハンス・ジマー。
出演は前作に続いて、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジャック・ダヴェンポート、「アンダーワールド:エボリューション」のビル・ナイ、「キング・アーサー」のステラン・スカルスガルド、「えびボクサー」のケヴィン・マクナリーとナオミ・ハリス、「プライドと偏見」のトム・ホランダーなど。

<あらすじ>
ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は結婚直前、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を逃がした罪で、ベケット卿(トム・ホランダー)に逮捕されてしまう。
その頃、ブラックパール号を取り戻し、船長に戻ったジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。
しかし、ジャックは13年前ブラックパール号を手に入れるために、海賊なら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と“血の契約”を交わし、その期限が迫っていた。
このままでは魂を奪われてしまうジャックは、状況を打開すべくある鍵を探し始める。
一方、ウィルはベケット卿から取引を持ちかけられていた。それはジャックの持つ“北を指さないコンパス”を持ち帰れば、エリザベスを解放するというもの。
ウィルはジャックを探すために、旅立つのだった。

<作品解説>
既に3作目の製作が決まっている同シリーズ。
当初、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウを見てお偉いさんが青ざめたとか。
ジャック・スパロウはヒーローであり、キース・リチャーズを参考にしたメイクとユラユラフラフラなジョニー・デップの役作りはヒーローとは程遠いもの。しかし、一辺倒なヒーローよりもアクの強いアンチヒーローのキャラが受けたこのジャック・スパロウは、名実ともにジョニー・デップの代名詞になると言えます。
海賊ものはヒットしない、というジンクスを打ち破った本作ですが、近年アドベンチャー映画というべきものが少ないのもヒットの要因でしょう。
本作では、娯楽大作にふさわしくCGの完成度の高さ、アクション、コメディ要素を151分という長尺にこれでもかと詰め込まれ、なおかつ3作目まで引っ張るという展開。
ただ、1作目の面白さと同等かというと微妙な感じです。
というのも、続編ものがこれだけヒットするのは珍しく、1作目はジョニー・デップ演じるジャック・スパロウがかつてないヒーローとして見られたのに対し、2作目はやはりコメディ要素のアクションに重点を置いてしまった事と、ジャック・スパロウに対峙する個性的なキャラクターが登場しなかったことが惜しかった。
ビル・ナイ演じるデイヴィ・ジョーンズはキャラクターとして成立しているものの、個性的という要素が足りなかったかな、と思います。

<見どころ>
ジャック・スパロウが神に祭り上げられ、一昔前のマンガのように丸焼き危機一髪。
そこからのアクションは劇場でも結構な笑いをとっていました。
実際、かなりおもしろいです。
そして、デイヴィ・ジョーンズの奥の手が凶悪。ハリウッドの技術力の高さを見せつけられます。
オーランド・ブルームやキーラ・ナイトレイのアクションもかっこよく決まり、銃ではなく剣によるユニークな戦いが展開します。

<出演者>
ジョニー・デップは勿論なんですが、前作では影の薄かったオーランド・ブルームが熱演。
ワイルドな風貌と体が多少大きくなったんでしょうか、筋肉質になっています。
キーラ・ナイトレイについては、相変わらず綺麗ですね。
勿論演技に定評がある彼女なだけに、と思ったのですが些か急な性格変化というか、コメディ要素を性格に盛り込んでしまったせいか、ちょっとばらつきを感じました。
良い味を出していたのがケヴィン・マクナリーなど脇を固める俳優陣。
さらに活躍なのはジャック・ダヴェンポート。
今回はキーマンになります。
トム・ホランダー演じるベケット卿は些か力不足か、もう少しふてぶてしさを見せて欲しかった所。

本作は、エンドクレジットが終わるまで席を立たないこと。
これは絶対条件というか、よくあるオマケが付いてきますので、最後まで見ないと勿体ない。
3作目では遂にキース・リチャーズが登場するので待ち遠しいですね。
1作目を見ていない人も是非。

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by syosei7602 | 2006-07-27 23:59 | アクション/アドベンチャー
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