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『LIMIT OF LOVE UMIZARU』 日本/2006
監督:羽住英一郎 出演:伊藤英明 加藤あい 佐藤隆太 時任三郎 大塚寧々 吹越満 浅見れいな 美木良介 石黒賢 津田寛治 光石研 市川しんぺー 荒川良々 坂本雄吾 公開時コピー 愛でしか、救えない。 佐藤秀峰原作の人気コミック「海猿」の映画化第2弾にして完結編。 本作と1作目の間にはテレビドラマのシリーズがあり、キャストはドラマ版から一部引き継がれている。 監督は前作と同じく羽住英一郎。 出演は前作に引き続き伊藤英明、加藤あい、「ローレライ」の佐藤隆太、「アゲイン/明日への誓い(男たちの挽歌III)」の時任三郎、「バッシング」の大塚寧々、「容疑者 室井慎次」の吹越満、「ホワイトアウト」の石黒賢など。 <あらすじ> 第十管区海上保安部勤務の海上保安官・仙崎大輔(伊藤英明)は、服飾デザイナーの恋人・伊沢環菜(加藤あい)と、鹿児島と横浜という遠距離恋愛を続けていた。 なんとなく結婚を約束していた2人、環菜は手製のウェディングドレスを着て仙崎に見せる。 しかし、仙崎は自分の仕事に対する不安から「時間をくれ」と言い放つのだった。 翌日、訓練に向かうヘリの中、鹿児島沖で大型フェリー「くろーばー」号が座礁したとの連絡を受け、現場に駆けつける。乗客乗員合わせて620名、195台の車両、そして9階建てのビルに相当する船体…浸水により、船体は傾き始めていた。 海上保安庁は下川専門官(時任三郎)の指揮の下、直ちに救助を開始する。 <作品解説> 大ヒットした「海猿」の完結編です。 前作との間にテレビドラマシリーズを挟んでいるため、登場人物たちはドラマ版からの引き継ぎが多いですね。 もっとも、ドラマを見た人はもっと楽しめるという感じなので、本作だけをみてもちゃんとわかります。完成度は非常に高いです。沈みゆくフェリーの特撮、海上保安庁の協力を得て巡視船11隻以上、航空機2機が登場、その迫力は実物ならではのもの。 「ゴジラ」シリーズでは陸上自衛隊などが協力していますが、海という状況下において、一同に会した映像は見事という他にないでしょう。 シナリオの流れはとてもハリウッド的です。複雑なシナリオはなく、すんなりと理解できる流れ、緊張感のある映像、泣きのツボもしっかりと抑えています。 <見どころ> 圧巻はフェリーの炎上シーン。 邦画もここまで来たか、と思いますね(最近では「HINOKIO」に次ぐ見事さ)。 ユーモアも交えつつ、ところどころ笑わせてくれるシーンもあったりと、作りのうまさを見せてくれます。 勿論、伊藤英明演じる仙崎大輔の頑張りどころは見事。 <出演者> 時任三郎を見たのは久々、大塚寧々を見たのも久々…単純に良かったです。 おいしいのは佐藤隆太、この人の表情は良いですよね。 伊藤英明は筋肉質になりましたかね、体つきが変っているように見えました。 演技そのものについては、普通です。 ひとつ言わせて貰うなら、浅見れいなの役はそんなにいらなかったんじゃないかなぁ。 あくまでもハリウッド的な作りです。 正直に言えば凡庸、良く言えばこういう映画が一番見やすいという所でしょうか。 だからといって、単純に「よくある映画だよ」とは言えないですね。 メッセージ性を込めるのも1つの手法ですが、この映画に関して言えば「エンターティメント性」を重視したということになるでしょう。 すんなり、スッキリ見られる良い映画です。 (個人的には「キスシーン」賞でもあげたい) <関連作品> 海猿 ウミザル (1作目) LIMIT OF LOVE 海猿 (2作目) THE LAST MESSAGE 海猿 (3作目・完結編) よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2006-06-08 23:59
| 恋愛/青春/スポーツ
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