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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ホステージ
ホステージ_d0030824_2243669.jpg『HOSTAGE』 アメリカ/2005
監督:フローラン・シリ
出演:ブルース・ウィリス ケヴィン・ポラック ジョナサン・タッカー
    ベン・フォスター ミシェル・ホーン ジミー・ベネット
    マーシャル・オールマン セレナ・スコット・トーマス
   


公開時コピー
助ける命を選べるか。
二つの人質事件――一方の人質は、愛する妻と娘。


フレンチアクションの傑作「スズメバチ」のフローラン・シリ監督によるサスペンスアクション。
原作に惚れ込んだブルース・ウィリスが主演し、製作も手がけた。
出演は「ユージュアル・サスペクツ」のケヴィン・ポラック、「テキサス・チェーンソー」のジョナサン・タッカー、「リバティ・ハイツ」のベン・フォスター、「悪魔の棲む家」のジミー・ベネット、そしてブルース・ウィリスの実子ルーマー・ウィリスが娘役で出演。

<あらすじ>
ロサンゼルス警察の交渉人ジェフ(ブルース・ウィリス)は、立て籠もり事件の交渉に失敗する。1年後、交渉人を辞職し田舎町の警察署長となったジェフは、妻ジェーン(セレナ・スコット・トーマス)と娘アマンダ(ルーマー・ウィリス)との仲が釈然としない生活を送っていた。
一方、デニス(ジョナサン・タッカー)とケヴィン(マーシャル・オールマン)兄弟とその仲間マース(ベン・フォスター)は、町で高級車に乗っているウォルター(ケヴィン・ポラック)一家を見かける。車を奪うことにしたデニス達はウォルター達の後を追い、娘ジェニファー(ミシェル・ホーン)、幼い息子トミー(ジミー・ベネット)達3人を捕まえる。
しかし、トミーの発した警察への自動警報によってやってきた警官を、焦ったマースは射殺してしまう。
完全な防犯設備を誇る家は難攻不落の要塞と化し、ジェフは交渉を郡保安官事務所に任せて立ち去るが、黒覆面をした謎の男達が彼の元へやってくる。
ジェーンとアマンダを人質にした事を伝えた男たちの目的は、ウォルターが持っているDVDであり、警察の介入をさせないように仲間をウォルター邸に誘導するように脅すのだった。

<作品解説>
大きなどんでん返しがあるという映画ではありませんが、2つの事件を解決しなければいけないという緊迫した状況下をうまく描いた作品です。
交渉人ものはサミュエル・L・ジャクソン主演の傑作「交渉人」、エディ・マーフィーの「ネゴシエーター」、昨年公開された「交渉人・真下正義」など、近年になって非常に多く作られています。
かといって、この映画がそれらの交渉人ものと同一かというと、多少方向性は異なっています。突発的な立て籠もり事件の交渉と機転重視の交渉、この2つが重なり、しかも人質は女性と子供に限定されている部分がリアルですね。
とはいっても、傑作に成り得ないのは人間関係の描き方が甘いせいでしょうか。
主人公ジェフの家族関係、犯人達の生活環境など、あと少し詰めてくれたら良かったと思いますね。

<見どころ>
ベン・フォスター演じるマースが不気味。
彼がこの映画のもう1人の主人公といっても過言じゃありません。
凄惨な過去を持つという状況においては、主人公ジェフに通じるものがあります。
冒頭のブルース・ウィリスの髭面は意外と見物です(笑)。

<出演者>
ブルース・ウィリス演じるジェフはどちらかというと、ヒーローではなく非常に泥臭い役を演じています。
アクション俳優というイメージを維持しつつも、演技に重点を置きたいという意味では最近のジャッキー・チェンにも通じますね。
実の娘であるルーマー・ウィリスは、ちょっと太め…。
そんな彼女に「早く離婚したら!」というセリフを言わせているのはどうなんでしょう(笑)。
そして、先にも書いたようにベン・フォスターの演技は必見。

緊迫感のある映画ですが、もう少しシンプルであっても良かった気がします。

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by syosei7602 | 2006-05-14 23:59 | ミステリ/サスペンス
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