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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ルパン三世 愛のダ・カーポ/FUJIKO's Unluckey Days
ルパン三世 愛のダ・カーポ/FUJIKO\'s Unluckey Days_d0030824_2142967.jpg『ルパン三世 愛のダ・カーポ/FUJIKO's Unluckey Days』
日本/1999
監督:ワタナベシンイチ
声:栗田貫一 増山江威子 小林清志 井上真樹夫
  納谷悟朗 戸田恵子 森山周一郎 千葉繁



恒例のテレビスペシャル第11弾。
監督は「天地無用!GXP」のワタナベシンイチ(「カウボーイ・ビバップ」の渡辺信一郎監督とは別人である)。
声はお馴染みのメンバーに加え「アンパンマン」の戸田恵子、スペシャルでの出演が多い森山周一郎、「機動警察パトレイバー」の千葉繁。

<あらすじ>
不二子の為にスイス銀行を丸ごと盗んだルパン。不二子の目的は金庫に入っている「コロンブス・ファイル」だった。
いつものように出し抜こうとする不二子だったが、そうそう同じ手に引っかかるルパンではなかった。しかし、同じく「コロンブス・ファイル」を狙う謎の男ナザロフが現れ、不二子は谷底へ落ちてしまうのだった。
不二子を助けたのは盗掘を稼業とするロザリアだった。
「コロンブスの卵」という呟きを残して気を失った不二子をロザリアは介抱するが、不二子は記憶を失っていた。
助けに来たルパンだったが、再びナザロフが現れ不二子はさらわれてしまうのだった。

<作品解説>
まず、強烈な個性を発揮するナザロフ。
これはワタナベシンイチ監督そのものみたいですね。
ワタナベ監督はアフロヘアにルパンスタイルがトレードマークらしく、まさしくナザロフそのもの。
今までのテレビスペシャルにはない、個性のナザロフは声をあてた千葉繁のお陰もあって、非常に良い味をだしています。
タイトルの「ダ・カーポ」は音楽でいうところの「最初に戻る」という意味で、ルパンと不二子の関係を戻すという事になります。
そして、本作のヒロインでもあるロザリアですが、ナザロフに負けてしまって薄い印象。
そもそも不二子がメインなので仕方ないとは言えるんですが・・・ついでに銭形警部とボスのバートンも完全に脇役になってしまいましたね。

<見どころ>
教会の鐘と共にある2人の関係が明らかに(笑)。
小ネタが挟まれつつ、不二子とルパンの関係が進んで?いくところは従来のテレビシリーズにはなかったものです。
お嬢様な不二子は違和感ありつつも、おもしろい。
もう少し、敵役バートンの真意なども詳しく描かれていれば言うこと無かったですね。

<その他>
作画としては不二子がとても綺麗です。
ルパンのテレビスペシャルは絵柄が色々と変りますが、もうちょっと原作に近い雰囲気で描かれても良いんじゃないでしょうか。
あと、銭形警部があまりにも脇役過ぎるので、スペシャルならではの扱いにしてほしいところですね。

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by syosei7602 | 2006-04-18 23:02 | アニメ/CG
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