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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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デスペラード
デスペラード_d0030824_17471064.jpg『DESPERADO』 アメリカ/1995
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:アントニオ・バンデラス サルマ・ハエック 
    ヨアキム・デ・アルメイダ チーチ・マリン スティーヴ・ブシェミ
    カルロス・ゴメス クエンティン・タランティーノ



公開時コピー
タランティーノを殺した スゴイ奴。
10秒に1人を葬る 復讐のショータイム。


ロバート・ロドリゲス監督の名を知らしめた自主製作映画「エル・マリアッチ」(制作費約70万円!)のリメイク。続編と思われがちだが、パラレルワールドのような設定とも言える。
制作費は前作の10倍。3作目まで製作された。
出演は本作で一躍スターダムに躍り出た「暗殺者」「レジェンド・オブ・ゾロ」のアントニオ・バンデラス、「フリーダ」のサルマ・ハエック、「今そこにある危機」のヨアキム・デ・アルメイダ、テレビドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」のチーチ・マリン、「レザボア・ドッグス」のスティーヴ・ブシェミ、「リプレイスメント・キラー」のカルロス・ゴメス、そしてロドリゲス監督の親友タランティーノがゲスト出演している。
また、前作で主役を演じたカルロス・ガラルドーが助っ人役で出演。

<あらすじ>
メキシコ国境の町サンタ・セシリアにギターケースを持った男、マリアッチ(A・バンデラス)がやってくる。
マリアッチはかつて恋人を殺し、自分の手を撃ったマフィアのボス・ブチョ(ヨアキム・デ・アルメイダ)の殺しにきたのだ。
ブチョ一味の溜まり場である酒場で銃撃戦となり、華麗に敵を倒していくマリアッチ。
とばっちりを受けたのはヤクの売人(Q・タランティーノ)。
酒場を出たマリアッチはつけてきたマフィアの一味に撃たれるが、彼を助けたのは本屋の店主で美女のキャロリーナ(サルマ・ハエック)に助けられるのだった。

***

ルガーKP85を2挺拳銃で撃ちまくりながらも、なぜかユーモア溢れるアクションシーンになっているのが見所。
とにかくバンデラスはカッコイイ。
ラテンの濃い顔に、メキシコの街並みがピッタリとはまり、派手なバイオレンスアクションが次々と展開する様はまさしく圧巻。
ギターケースを開ければ拳銃だらけ、酒場の銃撃戦はアニメの「カウボーイ・ビバップ」の第1話にもフィーチャーされています。
そしてサルマ・ハエックは見事なまでに美しく、ヒーローに美女という組み合わせを地でいった作品といえます。
ちょい役のタランティーノも相変わらずのふざけた演技。
笑えるアクション映画としても傑作ですね。

ストーリーは前作を踏襲しているものの、設定が少しずつ変っています。
まず、復讐が物語の全て。
前作では人違いから狙われるんですが、本作では元から目的がいるという点でストーリーがハッキリとしています。
そして、様々な小ネタを挟みつつ展開するんですが、ラストの設定はいまいち?な感じ。
まあ、いれてもいれなくても良いようなおまけみたいなもんですね。
もうちょっとひねって欲しかったところではあるんですが・・・。

出演陣のアントニオ・バンデラスは「マスク・オブ・ゾロ」でもラテンヒーローを演じていますが、こういう役を演じられるのが彼以外にいるんだろうか?と思います。
ただ、続編の「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」ではシナリオの甘さから不発に終わってしまいました。
サルマ・ハエックはあの妖艶な美しさ、モニカ・ベルッチやキャサリン・ゼタ・ジョーンズと台頭に張り合える美貌は必見。
その他、ロドリゲス作品には欠かせない俳優が目白押し。
スカッとしたいアクションをみたいなら、まずもってお薦めです。

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by syosei7602 | 2005-08-02 00:00 | アクション/アドベンチャー
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