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『KING ARTHUR』 アメリカ/2004
監督:アントワーン・フークア 出演:クライブ・オーウェン キーラ・ナイトレイ ヨアン・グリフィズ ステラン・スカルスガルド スティーヴン・ディレイン マッツ・ミケルセン ジョエル・エドガートン ヒュー・ダンシー 公開時コピー すべての英雄は彼より生まれ、 すべての伝説はこの戦いから生まれた。 大作映画の制作といえばジェリー・ブラッカイマー。 小説で描かれている「アーサー王と円卓の騎士」の元ネタを歴史映画として描く大作。 出演は「クローサー」のクライブ・オーウェン、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイとイギリス出身の俳優を中心に構成しています。 <あらすじ> ローマ帝国に支配されているブリテン。 ローマ帝国に仕えハドリアヌスの城壁を守るアーサーと円卓の騎士達はブリテンの民族ウォードと戦いを続けていた。 アーサー達は15年というローマとの契約終了の日間際にローマの司教から最後の任務を言い渡される。それはサクソン人の侵略を目の前にしたローマ人一家を救出せよというものだった。 *** なんだか前評判が悪かったんですが、普通におもしろかったです。 「アーサー王伝説」は日本では馴染みがそれほどありませんが、ロールプレイングゲームなどの武器に出てくる聖剣エクスカリバーはアーサー王の剣です。 また、円卓の騎士というのは文字通り「円卓」に座り、主従の関係を越えて自由に話し合えるという意味です。 まあ、その辺りは映画でも描かれているので是非見て下さい。 演出に関しては、些かお涙頂戴な感じが強かったのでこういう部分が評判の悪いところだとは思うんですが、これは小説として描かれている「アーサー王」とは違うので見る側はそれを意識しないといけないですね。 ファンタジーやアドベンチャーといった想像の物語を越えたところで作られているので、あっさりした印象は否めないですが、そもそも歴史ものを映画という枠で全て表現するのは不可能であり、何かに特化したものでなければ無理というのは自明の理です。 その特化した部分、この映画ではキリスト教という枠にとらわれない考え方ですかね。 「自由」「愛」「友情」というのは劇中で散々語られるけれど、むしろキリスト教が「異教徒」というだけで他の民族を支配下においたり、奴隷にしようとしたりするシーンはローマ帝国の横暴振りを表現するのにもっていこいの題材だったと思います。 演技に関しては良かったと思います。 キーラ・ナイトレイの凛々しい表情なんて良いですよ。 もうちょっと人間関係を深く描いてくれたら良かったんですが。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2005-03-24 00:15
| 戦争/歴史/時代劇
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