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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー
ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー_d0030824_16484598.jpg『ONE TAKE ONLY』 タイ/2001
監督:オキサイド・パン 
出演:パワリット・モングコンピシット ワナチャダ・シワポーンチャイ





公開時コピー
ほんの小さな幸せを手に入れたかった――。

「レイン」のオキサイド・パン監督、主演が再度タッグを組んだの破滅的青春映画。
ただし、双子監督の弟ダニー・パンは製作にまわっている。

<あらすじ>
バンコク、麻薬の売人バンと母親に仕送りをする為に売春婦をしているソム。
偶然が重なって知合いになった2人は恋に落ちる。
ある日、大きい取引を持ちかけられ、見事に成功するバン。
大金を手にした2人は幸せを掴んだように思えたが・・・。

***

時折入るモノクロやセピア調の妄想、回想シーンが特徴的。
主演のパワリットは「レイン」の時とうってかわって、軽いノリと表情で場面を盛り上げる。
一方、ヒロインを演じるワナチャダは目に表情があってうまい。
この映画もいわばタイのダークサイドの一片を描いているが、若者が憧れるもの、生活なんかは日本と同じようなものだ。
ただ、今ひとつ映画の方向性が絞り切れていないせいか、あっさりとしすぎた印象は否めない。
売人と売春婦の恋が絶望的であるということはわかるのだけど。

タイトルの「ONE TAKE ONLY」は映画の撮影シーンのほとんどが「ワンテイク」だったところからきている。
元々の原題は「SOM+BANK:BANGKOK FOR SALE」。
「レイン」(原題「BANGKOK DANGEROUS」)を含めて「バンコク」3部作(2作目「BANGKOK HAUNED」は未公開)にするつもりが、当局の検閲に引っかかり、タイトルの改名といくつかのシーンのカットを余儀なくされた。
2001年の作品だが、根強い人気に後押しされて晴れて2004年に日本でも公開。
国際的センスのある監督なので、他の作品も見てみたい。

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by syosei7602 | 2004-12-17 23:37 | ハードボイルド/犯罪
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