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『PHONE BOOTH』 アメリカ/2002
監督:ジョエル・シューマカー 出演:コリン・ファレル フォレスト・ウィッテカー ラダ・ミッチェル ケイティ・ホームズ キーファー・サザーランド 公開時コピー 電話を切れば、殺される わずか10日間で撮られたというサスペンス映画。 監督は「依頼人」「8mm」のジョエル・シューマカー。 出演は人気急上昇中のコリン・ファレル、「パニック・ルーム」のフォレスト・ウィッテカー、テレビシリーズ「24」の主役キーファー・サザーランド。 <あらすじ> 自称一流のゴシッププロデューサー・スチュはアシスタントを従え、携帯電話で言葉巧みにビジネスをこなしていた。 アシスタントと別れた後、いつもの公衆電話に入り結婚指輪を外し、若手女優のパメラに電話をする。彼はなんとかパメラをものにしようとしていたのだ。 しかし、うまくいかず電話を切ると、今度は電話が鳴り始める。 思わず電話をとったスチュに、電話の相手は「電話を切ったら殺す」と脅すのだった。 *** 舞台は電話ボックスとその周辺のみ。 劇場公開されていたときに「あ、おもしろそうだな」と思っていて、ようやくDVDで借りてみました。 何よりも設定がおもしろい。 携帯電話の時代なのに、わざわざ公衆電話を使う主人公(勿論目的があってやっている)。 電話という媒体を逆手にとって脅迫し続ける狙撃犯。 主人公は延々と電話をし続けるわけですが、徐々に追いつめられていくコリン・ファレルの演技が素晴らしいです。 ほとんどが主人公と犯人、あとわずかな脇役のみで構成されているのに、そのお陰で緊張感があります。81分という短いストーリーなのでだれることなく、テンポが良いですね。 脇役を固める俳優人もいい感じ。 主人公の妻を演じる美人なラダ・ミッチェル、「ドーソンズ・クリーク」で人気を博したケイティ・ホームズ(この人はかわいい)、日本でもヒットしている「24」のキーファー・サザーランドなど。 しかし、ハリウッドでもこんな映画撮れるじゃないか!って思えますね。 監督のジョエル・シューマカーはニコラス・ケイジのサスペンス「8mm」、ジョン・グリシャム原作「依頼人」や「バットマン・フォーエバー」を撮ったベテラン。 手堅い作りで見やすく、それでいて面白い。 不満を言えば、もうちょっと、あとちょっとだけ犯人像を描いてくれたらと思ったんですが、これは「シナリオ勝利」の映画なので、その辺りは目をつむりましょう。
by syosei7602
| 2004-11-11 23:16
| ミステリ/サスペンス
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