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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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地獄の黙示録
d0030824_19284.jpg『APOCALYPSE NOW』 アメリカ/1979
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド マーティン・シーン ロバート・デュヴァル 
    デニス・ホッパー フレデリック・フォレスト アルバート・ホール
受賞:アカデミー賞/撮影賞・音響賞(1979)他多数受賞



公開時コピー
魂を揺さぶる 2時間30分の旅

「ゴッド・ファーザー」三部作のコッポラ監督が手がけた戦争映画の大作。
総制作費90億円(うちコッポラ監督が私財をなげうって半分近くを捻出した)、編集期間1年以上、未完成のままカンヌでパルム・ドールを獲得、アカデミー賞も受賞したが興行的には失敗した。
原作はジョセフ・コンラッドの「闇の奥」。
2001年に53分もの未公開シーンを加えた特別完全版が公開された。
出演は「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランド、本作が代表作となったマーティン・シーン(チャーリー・シーンの父親)、「ディープ・インパクト」のロバート・デュヴァル、「ランド・オブ・ザ・デッド」のデニス・ホッパーなど。
他にスコット・グレン、ハリソン・フォード、ローレンス・フィッシュバーン(本作のクレジットではラリー・フィッシュバーン)などが出演している。
音楽はコッポラの父親カーマイン・コッポラが担当した。
当初、主役のウィラード大尉はハーヴェイ・カイテルが演じていたが2週間で降板した。

<あらすじ>
ベトナム戦争の真っ直中、ウィラード大尉(マーティン・シーン)は軍司令部に出頭するよう命じられ、司令部から新たな任務を与えられる。
それはジャングルの奥地に自分の王国を築いたグリーンベレー(米陸軍特殊部隊)のカーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺だった。
カーツ大佐は輝かしい経歴を持ち、優秀そのものだった。
ウィラードは疑問を感じながらも哨戒艇に乗り込む。
哨戒艇には部下となる操縦士チーフ、少年兵クリーン、元サーファーのランス、コックだったシェフがいた。
ウィラードは4人に任務を隠し、大河を遡りながら標的を探してまわるのだった。

***

2時間30分の長い映画ながら、特別完全版はさらに1時間近くも長くなるというとんでもない映画です。
この作品は映画ファンから見れば駄作か名作のどちらかにハッキリと分かれてしまうほど、意見が戦わされているのですが、戦争の狂気とそれに飲み込まれてしまった兵士の葛藤、疑問と矛盾、最終的に訪れるカオスともいうべき結末など語るところが果てしなくあります。
ベトナム戦争の悲劇を描いた映画でいえば「ディア・ハンター」「プラトーン」など、リアリズム溢れる名作もあるわけですが「地獄の黙示録」が批評家達に素直に評価されなかったのは、後半のシーンに集約されます(こればかりは実際に見ないとわからない)。
しかし、現在ではCGで誤魔化されてしまうシーンを実撮影した凄さ、ワーグナーの『ワルキューレの騎行』を鳴らしながら原住民を虐殺、さらにはサーフィンまでしてしまう狂ったシーンがなぜかどの戦争映画にもないシュールでありながらリアリティが同時に存在するという、極めて矛盾する映像が本作の醍醐味でもあるのです。

ストーリーの根底に流れるのは先にも書いたように戦争の狂気、言うなれば人間の狂気が集合体となっている事にあるんですが、ウィラード大尉は暗殺目標であるカーツ大佐に人間的に惹かれていくんですね。
これは終わりがわからない戦争の中で、人を殺し、孤独を感じ、矛盾を持ち続けながら“兵士”という枠にとらわれ続ける部分にあります。
実をいえば、物語があるようで無い、というのが観客としての感想でもあり、受けとる側の判断に委ねられるところです。

出演者のマーティン・シーン、ワイルドな風貌を持ち淡々と自分を語る部分などがとてもサマになっています。撮影当時に心臓発作を起こしたというのは製作段階の逸話のひとつ。
そしてマーロン・ブランド。
映画後半にしか登場しないんですが、その圧倒的存在感を見せつけてくれます。
でも、マーロン・ブランドはあくまでも準主役である事に変わりはありません。

戦争の狂気を描いた、と言ってしまえば単純ではあるんですが狂気の裏側にあるのはウィラード大尉の葛藤や疑問、それは即ち「狂気」である事を認識している心に他なりません。
ただひとつ、これは間違いなく反戦映画です。
ベトナム戦争を起こしたアメリカに対する痛烈な批判、ドアーズの「The end」が流れたとしてもロックそのものがアメリカの象徴であり、例えどんなバンドの曲が使われたとしても同じことだったでしょう。
駄作と名作は裏表、結局はどの映画であれ見る人が判断することである、というのがこの映画の本質でしょう。

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by syosei7602 | 2006-01-07 05:22 | 戦争/歴史/時代劇
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