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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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屍者の帝国
d0030824_01414715.jpg『THE EMPIRE OF CORPSES』日本/2015
監督:
牧原亮太郎
声:細谷佳正 村瀬歩 楠大典 三木眞一郎
山下大輝 花澤香菜 大塚明夫 菅生隆之








公開時コピー
求めたのは、21グラムの魂と君の言葉

「虐殺器官」でデビューし、長編2作と本作の原作となる冒頭30ページ、いくつかの短編等を残し、2009年に34歳で夭逝した小説家・伊藤計劃。
本作は伊藤計劃の長編3作品を映像化する「Project Itoh」の1作目となる。
親交が深かった芥川賞作家・円城塔があとを引き継ぎ、原作小説となる「屍者の帝国」を完成させた。
監督は「ハル」の牧原亮太郎、声は「心が叫びたがってるんだ。」の細谷佳正、「ハイキュー!!」シリーズの村瀬歩、「キャプテンハーロック」(2013)の楠大典など。
なお、3作目となる「虐殺器官」は制作会社だったマングローブの自己破産により、公開が危ぶまれている。

<あらすじ>
19世紀末のロンドン。ヴィクター・フランケンシュタイン博士によって屍体の蘇生技術が実用化され、全世界で屍者が労働力として使われていた。
ロンドン大学の医学生ジョン・H・ワトソンは、亡くなった親友フライデーを蘇生させる。その目的は屍者からは失われてしまった21グラムの魂を探求することだった。
しかし、違法な蘇生がばれたワトソンは、政府の諜報機関ヴォルシンガムによって連行され、そこで指揮官であるMに会う。
Mは、ワトソンに違法蘇生を見逃す代わりに、機関の一員として働くことを命令する。
その目的は、ロシアから屍者を連れて脱走し、アフガニスタンで「屍者の王国」を築いた男、カラーマゾフの動向を探ることだった。



<総評>
いつも気になっていた「虐殺器官」。そして、伊藤計劃という作家…最近になって「虐殺器官」を読んだのですが、圧倒的な情報量を持つ文章と物語の構成に、思わず夢中になりました。そして、たまたま本作の公開…しかし、「虐殺器官」の公開が延期になったのは残念でしかありません。
原作小説は冒頭30ページのみが残されており、ほぼ全てが円城塔なのですが、他人の作品の跡を継ぐのはさぞかし苦労しただろうなと思います。
また、有名な小説や映画の登場人物、実在した人物を織り交ぜたパスティーシュ小説となっており、登場人物達がどのような小説に出て、またどのような歴史上の人物であったのかを調べると、本作の世界観が広がりますね。
さて、物語の世界では、死者は意志無き労働力として使われており、そこには死者の尊厳はほとんど見受けられません。
主人公ワトソンは死んだ友人フライデーを密かに蘇生させ、彼の中に魂の存在を見つけようと研究していきます。しかし、ワトソン自身もまた、フライデーを労働力の1人としても使用しており、本作の世界観を端的に表現しています。
屍者の蘇生の秘密と魂の存在、様々な思惑が絡み合い、物語は複雑になっていきますが構成としては非常によくまとまっています。
原作から端折られてしまったキャラクターも多そうですが、映像作品としてのまとまりが欠けている箇所はありません。
また、スチームパンクなビジュアルが見事で、それぞれの国の特徴がしっかりと表現され、映像としての美しさも十分です。
声をあてた細谷佳正をはじめ、それぞれが力と繊細さのある演技力を披露し、物語をしっかりと構築しています。こういった作品では力一辺倒になりがちですが、やはり基本のしっかりとした声優の演技力は素晴らしいですね。
クライマックスは些か壮大になりすぎた感じもあり、個人的にはもう少し規模を抑えても楽しめた気がします。
エンドロール後にエピローグがあります。なるほど、こういうオチか、と…思わずニヤリとするパスティーシュ小説ならではのおもしろさでした。

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by syosei7602 | 2015-10-20 23:59 | アニメ/CG
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