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『THE BROWN BUNNY』 アメリカ・日本/2003
監督・出演:ヴィンセント・ギャロ 出演:クロエ・セヴィニー シェリル・ティーグス エリザベズ・ブレイク アンナ・ベルーシ マリー・モラスキー 公開時コピー 愛にさすらうバイクレーサー、バドの旅が終わるとき、 デイジーは悲しみの彼方からやって来る。 「バッファロー’66」の個性派俳優兼監督のヴィンセント・ギャロの衝撃作。 2003年カンヌ映画祭で激しいバッシングにあいながらも、パルムドールにノミネートされた。 ギャロは監督、脚本、製作、美術、撮影、編集など音楽以外のほぼ全てを手がけている。 出演は「ニュースの天才」のクロエ・セヴィニーなど。 <あらすじ> バイクレーサーのバドはレースで各地を転々としていた。 ニューハンプシャーでのレースを終え、次のレース開催地であるカリフォルニアへ向かう。 その途中、恋人であったデイジーの実家を訪れる。 彼女の家にはデイジーが幼い頃から飼っていたという茶色いウサギがいた。 そのまま立ち去ったバドは各地で花の名前を持つ女性との出会いを繰り返しながら、先へと進むのだった。 *** この映画を傑作と見るか、駄作と見るか・・・とにかくギャロの個性が爆発。 カメラは撮影をギャロ自身が行なっているために、固定されている事が多く、ひくか迫るか、そして映像はカメラのフレーム内だけで動いているといったもの。 要するに、限りなく自主製作に近い、メジャー映画です。 ストーリーはあってないようなもので、延々と流れ続けるギャロの姿と風景。 いってしまえば、ギャロの自己満足のような映画です。 しかし、さりとてこの映画をその一言で語ることが出来ると言えばそうではなく、ギャロという俳優ではない、要するにバドという登場人物のもっている感情そのものを映し出しているといえば理解できます。 まあ、ほとんど無駄な映像ばかりとも言えるんですけどね。 出演のクロエ・セヴィニー。 この女優さん、一体どこまでやったんですかね。 クライマックスのあのシーンは果たして必要だったのか、微妙なところです。 また、この映画が果たして90分という長さも必要だったのか。 個人的には「いらんやろ」と言いたい。 半分くらいでちょうど良かったんだと思います。 そうすれば、凝縮した作りで共感をとれたんじゃないかと・・・。 見るのに結構力を使う映画だと思います。 人気blogランキング ←ギャロ好きじゃないと見られません。
by syosei7602
| 2005-10-13 23:50
| 恋愛/青春/スポーツ
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