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『WORLD WAR Z』 アメリカ/2013
監督:マーク・フォースター 出演:ブラッド・ピット ミレイユ・イーノス ジェームズ・バッジ・デール ダニエラ・ケルテス デヴィッド・モース ルディ・ボーケン ファナ・モコエナ アビゲイル・ハーグローヴ スターリング・ジェリンズ ファブリツィオ・ザカリー・グイド マシュー・フォックス 公開時コピー 全人類に告ぐ、 来たるZデーに備えよ。 マックス・ブルックスによる同名世界的ベストセラーの映画化。 監督は「007/慰めの報酬」のマーク・フォスター。 出演はブラッド・ピットで、製作にも関わっている。 他に「L.A. ギャング ストーリー」のミレイユ・イーノス、「ローン・レンジャー」のジェームズ・バッジ・デール、本作がデビューとなるダニエラ・ケルテスなど。 3D公開されている。 <あらすじ> 元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)は妻カリン(ミレイユ・イーノス)と2人の娘と共に平穏な日々を送っていた。しかし、世界では少しずつ謎のウイルス感染が流行していた。 そんなある日、家族を乗せた車で渋滞にはまった彼はウイルスに感染し、ゾンビ化した人間が次々に人々を襲う現場に遭遇する。 間一髪、難を逃れたジェリーの元に国連事務次長ティエリー(ファナ・モコエナ)から現場復帰を要請される。 ウイルスの感染爆発により世界はゾンビ化による混乱が拡大していたのだ。 かつて伝染病や紛争地域での調査などに手腕を発揮していたジェリー。 家族を守るため、調査隊に参加し、ウイルスの発生源を突き止めるために最初の感染地域へと向かうのだが…。 <総評> ゾンビものである。もうね、毎年よくもまあ、飽きもせずにゾンビ映画が出てくるなぁと。そして飽きもせずに毎回見られるなぁと…。それだけ市民権を得ているゾンビものですが、最近ではホラーというよりもパニック映画としての色が強くなっています。 特長はなんといっても大量のゾンビ。ゾンビ映画史上最多!?かもしれない。それぞれのゾンビがAIで動いているそうですが、これがまた気持ち悪いを通り越して凄い。でも、このシーンがそんなに多くないのが残念です。 さて、ゾンビ化するという謎のウイルスの発生源を突き止めてワクチンを生成するため、部隊と一緒に行動を始めたジェリー。 ゾンビ化は噛まれることでなってしまうという、典型的なパターンに加え、とにかく突っ走ってくる。でも、この走ってくるというのは「28日後…」で既にネタがあるんだよなぁ。 今までのゾンビ映画との違いはゾンビ化までが桁外れに速い、自然発生的なウイルスが原因であることなどなど。 物語はその発生源を突き止めることが主なテーマなんですが、前半の疾走感溢れるおもしろさから後半は些か失速気味。なんというか、真面目過ぎるというか、ギリギリの緊張感が無くなってしまう。 ゾンビ映画の悪いところは、結局収拾が付かなくなっちゃうというか…まあ、最後は大抵投げっぱなし感。悪くはないけど、対ゾンビ策が面白かっただけに、もうちょっと一捻り欲しかったですね。 主演のブラッド・ピット、なんだか落ち着いた演技が勿体ない。うーん、うまいけどな、それだけ。 存在感を出したのはイスラエルの女性兵士セガンを演じたダニエラ・ケルテス。ベリーショート(坊主ともいう)の容姿に力強い目が印象的。 で、デヴィッド・モースがキーマンになると思いきや、出番少なっ! 全体的に見ればそれなりのおもしろさ。しかし、ゾンビ&パニック映画として考えるともの足りず。やっぱり世界的な破滅はローランド・エメリッヒの分野ですな。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2013-08-21 23:59
| SF/ファンタジー/パニック
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