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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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セルラー
セルラー_d0030824_23414737.jpg『CELLULAR』 アメリカ/2004
監督:デヴィッド・R・エリス
出演:キム・ベイシンガー クリス・エヴァンス ウィリアム・H・メイシー
    ジェイソン・ステイサム ノア・エメリッヒ エリック・C・オルセン




公開時コピー
見知らぬ部屋。見知らぬ男たち。
最後の望みは、電話の向こうの見知らぬ人。


「デッドコースター」で注目を浴びたデヴィッド・R・エリス監督による、スピード感溢れるサスペンス。
出演は「L.A.コンフィデンシャル」のキム・ベイシンガー、「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」のクリス・エヴァンス、「Uボート 最後の決断」のウィリアム・H・メイシー、「トランスポーター」のジェイソン・スティサムなど。
誘拐サスペンスというジャンルにおいて、観客のハラハラドキドキ感をうまく掴んだ良作。

<あらすじ>
夫と息子の3人で幸せに暮らしている高校の生物教師ジェシカは、息子を送り出したあと、突然乗り込んできた5人の男達にメイドを殺され誘拐される。
ある家の屋根裏に閉じこめられたジェシカ、そこにあった唯一の電話は粉々に破壊されてしまう。
一方、お調子者のライアンはビーチで別れた恋人クロエとヨリを戻そうと言い寄るが、仕事を手伝わされる羽目になる。
仕方なく、車で荷物をとりに向かうが、ちょうどその時、携帯電話が鳴る。
電話の相手は、粉々になった電話機を直して適当にかけてきたジェシカだった。

***

電話を使った誘拐サスペンスといえば、シャーリーズ・セロンの「コール」がありましたが、ラストがグダグダになってしまったのに比べ、こちらはラストまで遙かに良くできています。
とにかくスピード感がある作り、観客に手に汗握らせる展開と飽きさせないですね。
また、同じように電話を使った物はコリン・ファレルの「フォーン・ブース」。
これも電話を切ってはいけないと言う展開でしたが、かなりシリアスな作り。
「セルラー」は勿論シリアスなんだけど、どこかライトな感覚で見やすいと思います。

ストーリーですが、これはもうシナリオと編集の妙技というしかないですね。
あまり書くとネタ晴らしになっちゃうんで書けませんが、携帯電話の電波が途切れそうになったり、充電が切れそうになったりと携帯電話ならではの「弱点」でパニックに陥る主人公ライアンの慌てっぷりがうまい。
一方、ジェシカは訳もわからず、とりあえず誘拐されてしまいます。
監禁されるだけで、拘束はされず、頭の良さを活かした抵抗をするところが見所。
登場人物達の役柄がうまいこと使われています。

出演陣のキム・ベイシンガーは良い感じでくたびれてます(笑)。
そして、クリス・エヴァンス、3枚目を演じてますがカッコイイですね。
前半のダメ青年丸出しから、中盤以降の「なるようになるぜ!」という勢いがうまい。
そして、犯人役ジェイソン・スティサム。
「トランスポーター2」も待ち遠しいですが、悪役演じられる俳優としてこれからも期待大。
ウィリアム・H・メイシーも良い味出してました。

個人的にかなりお薦め映画です。

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by syosei7602 | 2005-10-07 23:56 | ミステリ/サスペンス
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