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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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SHORT PEACE
d0030824_1334268.jpg『SHORT PEACE』 日本/2013
監督:大友克洋 森田修平 安藤裕章 カトキハジメ
森本晃司
声:春名風花 山寺宏一 悠木碧 草尾毅 早見沙織
森田成一 小林ゆう 石田太郎 田村睦心 浪川大輔
二又一成 檀臣幸 牛山茂 大塚明夫 置鮎龍太郎
受賞:第16回文化庁メディア芸術祭
アニメーション部門大賞(「火要鎮」)



公開時コピー
これが原点。
「アニメ」を失った大人たちへ


大友克洋の短編コミック「SHORT PEACE」をベースに、日本をテーマにした4つのオムニバス短編アニメ。
監督は「火要鎮」の大友克洋をはじめ、「九十九」は「FREEDOM」の森田修平、「GAMBO」は「鉄コン筋クリート」の演出を手がけた安藤裕章、「武器よさらば」は「ガンダム」シリーズのメカデザインを手がけるカトキハジメが初監督を務めている。
オープニングは「MEMORIES」の森本晃司。
「GAMBO」は「スマグラー おまえの未来を運べ」の石井克人が原案、キャラクターデザインに「エヴァンゲリオン」の貞本義行が手がけている。また、「武器よさらば」は大友克洋原作の短編となっている。
エンディングテーマは名曲「夢で逢いましょう」。

<あらすじ>
「九十九」
18世紀、山中で雷雨に遭った男は古い祠を見つける。中はがらくたが祀られていた。男が目を閉じるとほどなくして、祠の中は座敷となり現れたのは古い傘たちだった。

「火要鎮」
17世紀、江戸。商家の娘・お若と隣に住む幼なじみの松吉は互いに惹かれながらも、その気持ちを隠したまま。松吉は火消しに憧れ、家を飛び出してしまう。一方、年頃となったお若には縁談の話があり、嫁ぐことになる。

「GAMBO」
16世紀末、東北。山に棲む巨大な白い熊と戦う野武士の軍団がいたが、圧倒的な力の前に壊滅状態に陥る。近場の村では鬼が村人たちに囚われていたが、凶暴な力で女たちを攫っていく。残ったのは幼いカオのみ。偶然からカオは熊に鬼の退治を頼むのだが…。

「武器よさらば」
砂漠化が進んだ近未来。放置された大量破壊兵器の処理を行うプロテクトスーツの部隊は、ある荒廃した都市部へとたどり着く。そこには自律型の戦車型無人兵器コングが1台だけ残されていた。任務達成のため、4人の隊員達は戦いを挑む。
d0030824_133554.jpg

<総評>
4つの多様なオムニバス作品である。大友克洋といえば言わずとしれた「AKIRA」で世界を驚愕させたアニメ監督(元は漫画家だが)であり、その作品は常に期待されているといっても過言ではない。
4作品はそれぞれの監督の特長、演出を始め、アニメならではの制作のこだわりなどが楽しめる。
さて、まずは「九十九」、CGを主体とした作品。風景の中をどこかぎこちなく歩く男が、世界そのものの違和感を感じさせている。祠に入ると傘が舞い、がらくたに宿った九十九神と男の交流を描いていく。日本の持つ古き良き信仰と伝説が簡潔に描かれ、楽しい気分にさせてくれる。
「火要鎮」、これは見事な作品。絵巻物風の作品で江戸時代に描かれた「曽根崎心中」などの大衆劇を見ているかのようだ。人物や着物に加え、江戸の風俗が子細であり、見せ場まで一気に持って行く。静から動への見せ方が圧倒的。
「GAMBO」は凄惨な描写の多い作品である。山の神ともいえる白い熊(アルビノの羆)と鬼との戦いが激しいアクションで描かれる。本作のおもしろさは人対化け物ではないところ。動物と鬼である。人の動きを超える動物と鬼がまさしく殺しあいをする。2つの存在の前に人は無力でしかない。日本昔話を限りなくリアルに描いたら…そんなおもしろさを持っている。
「武器よさらば」は一転して近未来となる。今までの3作品で描かれてきた日本の古き時代ではない。想像する世界のベクトルが大きく変わっている。プロテクトスーツは言うまでもなく「宇宙の戦士」へのオマージュであり、戦う相手もこれまた人ではない。大量破壊兵器を回収・処分するために武器を持って戦うという矛盾は世界への皮肉とも言える作品。
4つに共通するのは相手が人ではないこと。神(信仰)、火(現実)、鬼(不可解)、機械(創造)、このテーマはオープニングの扉へと繋がっていく。まあ、これは個人的に感じたテーマであるので、見た人がどう感じるかはその人次第ですが。
声優陣はベテラン揃いで抜群の安定感。やはりアニメの演技とはこいうものだ、と感じますな。
ちなみにパンフレットは1500円!
されど、これは買う価値アリなのでオススメです。

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by syosei7602 | 2013-08-04 23:59 | アニメ/CG
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