トップ | ログイン

映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ラストスタンド
ラストスタンド_d0030824_058736.jpg『THE LAST STAND』 アメリカ/2013
監督:キム・ジウン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
フォレスト・ウィッテカー ジョニー・ノックスヴィル
ロドリゴ・サントロ ジェイミー・アレクサンダー
ルイス・ガスマン エドゥアルド・ノリエガ
ピーター・ストーメア ザック・ギルフォード
ジェネシス・ロドリゲス



公開時コピー
俺たちが最後の砦(ラストスタンド)だ!

カリフォルニア州知事を退任したシュワちゃんの映画主演復帰作。
監督はハリウッドデビューとなる「グッド・バッド・ウィアード」のキム・ジウン。
共演はオスカー俳優のフォレスト・ウィッテカー、「ジャッカス」シリーズのジョニー・ノックスヴィル、ブラジルのスターであるロドリゴ・サントロなど。
カーチェイス、銃撃戦と80年代を彷彿とさせる正統派アクション。

<あらすじ>
元ロサンゼルス市警の敏腕刑事だったオーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、のどかな国境の町ソマートンで保安官をしてのんびりと過ごす日々。
一方、ラスベガスでは凶悪犯にして麻薬王のコルテス(エドヴァルド・ノリエガ)が重装備の部下達によってFBI護送中に脱走する。
コルテスはFBIのリチャーズ(ジェネシス・ロドリゲス)を人質にして、コルベットの特別仕様車ZR1を駆り、時速300kmオーバーでメキシコ国境へ。
その頃、オーウェンズは町外れの不穏な空気とFBIの護送責任者バニスター(フォレスト・ウィッテカー)からの連絡で、コルテスが町へ向かってくると予想する。
コルテスの重装備に立ち向かうため、オーウェンズは副保安官と武器マニアのディンガム(ジョニー・ノックスヴィル)が持つ重火器を手に、待ち伏せを図る。
ラストスタンド_d0030824_0573892.jpg

<総評>
シュワちゃん復活であり、80年代感溢れる映画である。
カリフォルニア州知事というまさかの政治家転身…実はこれ、立候補するしないの噂が出た時にジョークで「出てやるぜ」みたいなことを言って当選しちゃったとか…まあ、ある意味口は禍の元ですな(おかげで私生活の凄まじさも暴露されたわけだから)。
80~90年代、スタローン、シュルツェネッガー、ジャッキーが映画界のアクションスターの代名詞。その後、ジャッキーは作品を作り続け、スタローンは落ち目になり、シュワちゃんは知事になった。しかし、80~90年代の映画というのはパワフルで今見ても飽きないし、言うなれば古き良き時代になりつつある。
さて、昔話は放っておいて、なんともシンプルな作品。
国境の町に猛スピードでやってくる麻薬王をとっ捕まえる為、保安官として安穏と生活していた男が体に鞭打ち、腰が引けている副保安官や銃器オタクと共に立ち向かう。
オーウェンズは若い保安官の相談相手になり、年齢を重ねた自らの体を自虐的に笑い、悪には敢然と対峙し、どこまでも追い詰めていくのだ。
本作のおもしろさはオーウェンズに対抗するのが凶悪な知能犯であるコルテスであること。金で何でも出来ると思っており、自信過剰で高性能な車に酔いしれるある意味中二病(笑)。この悪人ぶりがとても良い。まさに勧善懲悪に出てくる悪人そのもの。
序盤からの脱走作戦から国境へ向けての逃走劇、ソマートンでの戦いはシンプルで実におもしろく、あえて言うならば捻りが弱すぎたのが残念。韓国風味の若干のグロさを含みつつ、もはや現代版ウェスタンの如き戦いが繰り広げられ、最後まで飽きずに楽しめたのだ。
出演陣、さすがに年いった感のあるシュワちゃんだけど、やはりこの人はこうでなくては。フォレスト・ウィッテカーはそれほど多くは出ないまでも存在感が大きい。保安官の紅一点を演じたジェイミー・アレクサンダーがステキです。
それにしても「エクスペンタブルズ2」からの流れで本作が公開されたのは良い流れでした。アクションだけではなく、何気に得意なコメディ作品も待ちたいですな。

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2013-04-27 23:59 | アクション/アドベンチャー
<< 探偵はBARにいる2 ススキノ... アイアンマン3 >>