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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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SHINOBI
SHINOBI_d0030824_13232667.jpg『SHINOBI -HEART UNDER BLADE-』 日本/2005
監督:下山天
出演:仲間由紀恵 オダギリジョー 椎名桔平 黒谷友香
    沢尻エリカ りりィ 寺田稔 坂口拓 升毅 虎牙光揮
    松重豊 石橋蓮司



公開時コピー
愛し合う運命。殺し合う宿命――

山田風太郎の人気シリーズ第1作「甲賀忍法帖」の映画化。
超人的な忍者達が暴れ回るというスタイルを確立した、山田風太郎ならではの持ち味が活かされた映像が見所。
監督は「マッスルヒート」の下山天。
アクション監督はドニー・イェンの門下生だった下村勇二。
主題歌は浜崎あゆみ。
主演は今や人気女優となった「トリック」の仲間由紀恵、「血と骨」のオダギリジョー。
忍者達に「約30の嘘」の椎名桔平、「魔界転生」(2003)の黒谷友香、「パッチギ!」の沢尻エリカ、「VERSUS」の坂口拓など。
他に石橋蓮司、松重豊、永澤俊矢なども脇を固める。

<あらすじ>
1614年、徳川家康が天下を治め、世の中は平和になっていた。
将軍職を息子・秀忠に譲り、駿府で大御所としてなおも実権を握っていた家康は、側近の南光坊天海から、対立しながらも休戦状態であった忍びの勢力・伊賀鍔隠れ衆と甲賀卍谷衆の超人的な力が驚異的であると聞かされ、壊滅を画策する。
そのころ、伊賀と甲賀の嫡子・朧と甲賀弦之介は互いの立場を知らないままに惹かれ合っていた。
家康は休戦状態を解き、秀忠の世継ぎを決める手段として互いの手練れ5人が戦う事を命令するのだった。
そして、その中に朧と弦之介も入っていた。

***

久々の映画ってことで「頭文字D」を見ようと思ったんですが、ろくな席が残っていなかったのでこちらを見ました。
いやいや、結構面白かったですよ。
アクションも切れがあるし、映像も綺麗。
「あずみ」よりも面白いかも。

山田風太郎の原作ということで、奇抜な忍者達の衣装や忍法は極めてオーソドックス。
つまりこれぞ、忍者映画の原点とも言うべき描写の数々で、多少派手目の衣装が違和感ありますが、普通に楽しめます。
また、オープンセット使いまくり、野外ロケしまくりなので、映像に奥行きがあるし、中盤のちょっとした中だるみも許せる程度。

シナリオはこれも極めてオーソドックス。
ありがちパターンではあるんだけど、ラストのシメが良かったですね。「こう来るとは!」と予想していなかった展開なので、後味もスッキリでした。

見所は坂口拓演じる夜叉丸と虎牙光輝演じる筑摩小四郎の戦い。
坂口拓は「VERSUS」でのアクションは評価大ですが、演技面で難ありだったのが「おお、演技がかなり向上してる!」と思わず感動。
黒谷友香演じる陽炎のエロティックなシーンなんかも見所ですね(もうちょっと欲しかった)。

ただ、全体的に仲間由紀恵とオダギリジョーのアクションシーンが少なかったのが残念。
それを差し引いても、「梟の城」や「あずみ」「魔界転生」(2003)といった時代劇ものよりも遙かに良く出来た映画なので、結構お薦めです(個人的な好みですけどね)。

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by syosei7602 | 2005-09-17 23:49 | 戦争/歴史/時代劇
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