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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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キラー・エリート
キラー・エリート_d0030824_22595939.jpg『KILLER ELITE』 オーストラリア・アメリカ/2011
監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演:ジェイソン・ステイサム クライヴ・オーウェン
ロバート・デ・ニーロ ドミニク・パーセル エイデン・ヤング
イヴォンヌ・ストラホフスキー ベン・メンデルソーン






公開時コピー
彼らは、実在する。

元英軍特殊部隊SAS隊員の経歴を持つラヌルフ・ファインズの同名小説の映画化。
実話とされる原作のテイストを活かし、リアリティ溢れる映像となっている。
監督は本作がデビューとなるCM出身のゲイリー・マッケンドリー。
イギリス俳優のジェイソン・スティサムとクライブ・オーウェンという主役2人、そして脇を固めるのはロバート・デ・ニーロという豪華キャスティング。

<あらすじ>
1980年、メキシコ。
相棒のハンター(ロバート・デ・ニーロ)と共に、数々の依頼を成功させてきた凄腕の殺し屋ダニー(ジェイソン・スティサム)は、いつものように標的を仕留めるものの、側にいた標的の子どもを殺すことができなかったことに限界を感じて足を洗う。
1年後、恋人共にオーストラリアで暮らしていた彼の元に、手紙が届く。
手紙にはオマーンで仕事を放棄し、逃亡したハンターが依頼主に拘束された写真が入っていた。
ハンターを助けるため、仕事を引き受けることになったダニー。
仕事の依頼は、オマーンの部族長シーク(ロドニー・アフィフ)の息子を殺した英国陸軍特殊部隊SASの隊員3人から殺害の自白を聞き出して撮影し、事故に見せかけて殺すというものだった。
ダニーは、殺し屋仲間のデイヴィス(ドミニク・パーセル)、マイヤー(エイデン・ヤング)を集め、早速行動を開始する。
一方、元SAS隊員による秘密結社フェザーメンの一員で凄腕のスパイク(クライヴ・オーウェン)は、不穏な動きを察知し、工作員を手配するが…。
キラー・エリート_d0030824_2302078.jpg

<総評>
SAS=Special Air Serviceといえば、世界初の特殊部隊にして、近代戦闘においても世界最強と言われています(Airとあるが、空軍ではなく陸軍。現在は多種多様な任務についている)。
日本で元SASを題材にしたといえば「MASTERキートン」でしょうか…まあ、この特殊部隊というイメージは様々な映画で扱われているわけですが、本作は現役および元SAS隊員を狙うというストーリーです。
原作を読んでいないのでわからないのですが、精鋭を狙うという殺し屋たちの過去が気になりましたね。
さて、本作はアクション映画というよりもサスペンス要素が強く、殺し屋ダニーと仲間の2人がどのようにして、最強部隊の一員を殺していくのか、というのが見どころになります。
しかし、それだけでは終わらず、介入するのは元SAS隊員達が「元SAS隊員」を守るために組織されたフェザーメンという秘密結社です。
殺し屋達を追うのは優秀なSAS隊員だったスパイクで、除隊後はフェザーメンだけが生き甲斐のような人物。
ダニー達は傭兵もしていますが、まさに職業的殺し屋で淡々と仕事をこなしていきます。
この淡々とした感じに妙にリアリティがあり、重い迫力を感じさせますね。
出演者のジェイソン・スティサム、本作ではアクションよりも演技に重点が置かれています。
というのも、共演がデ・ニーロにクライヴ・オーウェンとくれば、下手な演技はできないでしょう。
ヒロインを演じたイヴォンヌ・ストラホフスキーは、なかなか素敵な女優さんです。
映画全体としては、ちょっと説明不足な感じもありますが、隠れた名作「アサインメント」なんかを思い出しますね。「スパイ・バウンド」はちょっと残念でしたが…。
男臭い映画ですが、アクションとしてもそれなりに楽しめる作品です。
この手の物語が好きな人にはオススメ。

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by syosei7602 | 2012-05-24 23:00 | ミステリ/サスペンス
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