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『SHINZANMONO MOVIE』 日本/2012
監督:土井裕泰 出演:阿部寛 新垣結衣 溝端淳平 松坂桃李 菅田将暉 山崎賢人 柄本時生 竹富聖花 聖也 黒木メイサ 向井理 山崎努 三浦貴大 劇団ひとり 秋山菜津子 鶴見辰吾 松重豊 田中麗奈 中井貴一 公開時コピー 人は最後に何を願うのか 東野圭吾原作による「加賀恭一郎」シリーズ(TVドラマ「新参者」シリーズ)の9作目「麒麟の翼」の映画化。 主要キャストはドラマ版から引き継がれている。 監督は「涙そうそう」「ハナミズキ」を手がけた土井裕泰。 人間関係を丁寧に描き、「容疑者Xの献身」と並ぶ良質のミステリとなっている。 主題歌はJUJU。 <あらすじ> ある夜、日本橋の麒麟像の下で刺された男性が発見され、まもなく死亡が確認される。 その男性、青柳武明(中井貴一)は別の場所で刺されたにも関わらず、誰に助けを求めることもなく8分間も歩き続けて倒れたのだ。 一方、被害者のカバンを持って現場付近から逃走を図った若い男、八島冬樹(三浦貴大)が車にはねられ、意識不明の重体となる。 日本橋署の加賀(阿部寛)は、警視庁捜査一課にいるいとこの松宮(溝端淳平)と組まされ、捜査を始める。 八島の同棲相手、中原香織(新垣結衣)は、八島が人を殺すようなことはしないと無実を訴えるが、捜査本部は八島を被疑者として意識不明のまま、逮捕しようと動いていた。 加賀は青柳が8分もの間、歩き続けた意味、そして青柳と八島の接点を独自捜査で洗い出していくが…。 <総評> 東野圭吾の小説といえば毎年、ドラマか映画になり、本作「新参者」シリーズもそのひとつとなります。 ドラマ版はスペシャルともに未見なのですが、東野作品で大きな外れが無いこと、出演者が良いことから見ようと決めていた作品です。 本作はドラマ版を見ていなくとも、それとなく加賀の人物像や人間関係を説明しているので、続編という立ち位置を気にせずに楽しめました。 2時間ドラマでもいいという感覚もありますが、映画としての魅力はやはりキャスティングであったり、シナリオの良さだったりしますね。 さて、本作の主人公は東野作品では2作目から登場している加賀恭一郎。元は捜査一課、本作では日本橋署の所轄刑事となっており、彼の相棒は捜査一課に勤務するいとこの松宮という、刑事ドラマでもちょっと異色の組み合わせになっています。 物語は麒麟像の下で死亡した青柳という男性の不自然な足取り、生前の不可解な行動に始まり、そして容疑者と思われている八島という青年と恋人の中原との関係などが少しずつ浮き彫りになっていきます。 本作のおもしろさは被害者の青柳の家族も知らない行動と、容疑者が事件発生後に意識不明のままという…捜査する側は状況証拠と推測でしか捜査できない点にあります。 しかし、捜査が進む度に青柳の足取りとその目的、人間関係、家族関係などが浮き彫りになって真相が判明するわけです。人間関係や心情、犯罪被害者、容疑者へのマスコミの執拗な取材やその影響までが意外なほどしっかりと描かれている…それがすなわち、登場人物たちの立ち位置を克明なものにしているわけです。 主演の阿部寛は原作に近い風貌で、確実な演技を披露。相棒役の溝端淳平は「名探偵コナン」実写版で見せたような青臭さが抜けて、好演していました。 新垣結衣は相変わらず可愛いですが、本作はすこし疲れ気味な印象…まあ、可愛さをアピールするような作品じゃないですが(笑)。 三浦貴大、松坂桃李は単純に良かったですね。 そして中井貴一、この人の哀愁さを漂わせる演技、素晴らしいです。 全体的な印象として、テンポも悪くなく、原作を知らなければ最後まで集中して楽しめる作品です。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2012-03-02 01:59
| ミステリ/サスペンス
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