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『逆転裁判』 日本/2011 監督:三池崇史 出演:成宮寛貴 斉藤工 桐谷美玲 中尾明慶 大東駿介 柄本明 壇れい 谷村美月 平岳大 篠井英介 鮎川誠 余貴美子 石橋凌 小日向文世 公開時コピー 偽りの真実を打ち砕け。 カプコンの人気ゲームシリーズ1作目をベースにした実写化作品。 アニメの実写化からハードな作品まで撮る三池崇史が監督を務めた。 原作に即したキャラクター描写が印象的な作品となっている。 主題歌はポルノグラフィティ。 <あらすじ> 20xx年、政府は凶悪犯罪の増加に対応するため、検事と弁護士が直接対決する3日間の序審裁判制度を導入した。綾里法律事務所の弁護士、成歩堂龍一(成宮寛貴)は、序審裁判制度で友人の矢張政志(中尾明慶)を助けたのみの新人。 そんなある日、成歩堂の上司、綾里千尋(壇れい)がある事件の重要な証拠を見つけたとのメッセージを残し、何者かに殺害されてしまう。 逮捕されたのは、千尋の妹で霊媒師の修行をしている綾里真宵(桐谷美玲)だった。 真宵が千尋を殺す理由が無いことを信じ、成歩堂は彼女の弁護を引き受ける。 しかし、事件の担当は幼なじみ凄腕天才検事、御剣怜侍(斉藤工)で、彼は万全の準備を整えていた。 <総評> 「逆転裁判」シリーズは全てクリアして、そのシナリオのおもしろさはわかっていたのですが、まさか実写化するとは思いませんでした。しかも、再現性抜群のコスプレ…あのとんがった髪型まで、きっちり作ってしまうところに凄さを感じます。一部キャラクターの見た目が改変されていたのは残念ですが、概ねよくできていたんじゃないかなと…。 物語はシリーズ1作目の「初めての逆転」をプロローグに、「逆転姉妹」と「逆転、そしてサヨナラ」がベースになっています。構成自体はうまくまとまっており、ゲームにおける調査と裁判シーンも再現されていますね。 特に裁判シーンの「くらえ!」「異議あり!」は迫力有り。 証拠品を突きつけるCGのアイディアもおもしろく、実写化にあたっての工夫がうまく処理されていました。 キャラクター達の顔芸が多く、また傍聴席の傍聴人に至るまでゲームの世界観を表した奇抜な格好をした人物達がいたりと遊び心に溢れています。 成歩堂を演じた成宮寛貴は顔芸も含めて、ゲームにそっくり。 御剣役の斉藤工は見ている内に何故か木村拓哉に見えてしまう…髪型は一番ヅラぽかったかな。 一番イメージが違ったのが、綾里真宵役の桐谷美玲。 もうちょっと和風なイメージの女優に演じて欲しかった。 裁判長が坊主でなかったり(それでも柄本明は良かった)、糸鋸刑事の大東駿介が細身過ぎたりと違和感を感じる部分も少なからずありますが、全体的に楽しめた作品でした。 三池監督ならではの演出はいつものごとく、なんだか無意味なシーンとかあったりしますが、CG等も比較的よくできており、ゲームの実写化としてはそれなりに成功しています。 ファンなら見ても損はない…というのが個人的な感想です。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2012-02-18 23:59
| ミステリ/サスペンス
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