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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙_d0030824_13314489.jpg『機動戦士ガンダムSEED
スペシャルエディション完結編 鳴動の宇宙』
 日本/2004
監督:福田己津央
声:保志総一朗 石田彰 子安武人 関俊彦 三石琴乃
  桑島法子 関智一 田中理恵 遠藤尚美 有本欽隆



テレビシリーズ「機動戦士ガンダムSEED」の再編集版完結編。
41話から最終50話までを再編集。
完成度は非常に高く、スムーズに物語が流れるような構成と新作カットがかなり多くなっているのが見所。
また、主人公キラと最終対決をする仮面をつけた敵、ラウ・ル・クルーゼの素顔がテレビ版とは違い描かれている。

<あらすじ>
地球連合軍の囮にされたアークエンジェルは造反し、中立国オーブと協力することになる。
そしてザフトのアスランもまた、キラと共に戦う事を決意するが、ザフトの最高議長にして父親のパトリック・ザラに戦争を続けることの真意を問うために一時帰還する。
しかし、ナチュラルへの憎悪と狂気に駆られたパトリックはアスランの言葉に耳を貸さず、裏切り者として捕らえる。
その頃、かつてアスランの婚約者であり、戦争を終結させることを望むラクス・クラインはザフトの新造戦艦エターナルを奪取するのだった。

***

前2作とも、映像のクオリティがとても高かったんですが、完結編に至っては新作カットが大分あるようで、かなりのクオリティになっています。
これで音声が5.1chだったら言うことなかったなぁ、と思いつつかなり見応えがあります。

まず、前作まで二極化されていた戦いに、今度は主人公キラの乗艦するアークエンジェルが造反し、さらには中立国と手を組んだ上に敵であったザフトからも造反が出て戦艦3隻で部隊を組んでしまうという一歩間違えればツッコミ所満載の展開。
また、最終局面の戦いでは核兵器を使う上に、攻撃を受けた兵士達の死に様が凄まじく、ここまでやっちゃって良いのかなと・・・。

最近のアニメーションでは、昼間や夕方に放映するものに関しては極力血が出ない描き方をしているんですが、えぐい位にやっちゃってくれてますね。
そして、主要キャラクターが死んでいくものや、シナリオそのものは過去のガンダムシリーズにかなり影響を受けているようです。
悲劇性の高いストーリーであることは間違いありませんが、些か大げさすぎる嫌いもありますね。

残念だったのは、やはりキャラクター設定でしょうか。
これは過去のガンダムシリーズを見ていた人から見ると辛いものがあるんですが、この作品を初めてのガンダムとしてリアルタイムに見ている人にはもっと面白いかもしれません。
キャラクター先行型のシリーズにしすぎてしまったところは勿体ないの一言。
もうちょっと、過去のシリーズを取り込んで欲しかったですね。

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by syosei7602 | 2005-08-12 23:59 | アニメ/CG
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