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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密_d0030824_195075.jpg『THE ADVENTURES OF TINTIN:
THE SECRET OF THE UNICORN』
アメリカ・ベルギー/2011
監督:スティーヴン・スピルバーグ
声:ジェイミー・ベル アンディ・サーキス
ダニエル・クレイグ サイモン・ペッグ
ニック・フロスト




公開時コピー
今、勇気ある冒険が始まる。

ベルギーの作家エルジェによる世界的人気コミック「タンタンの冒険旅行」の3DCGアニメ化。
原作となったのは11作目の「なぞのユニコーン号」。
スピルバーグが長年映画化を希望し、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督とタッグを組んで映画化を実現した。

<あらすじ>
世界を股にかけ、数々の難事件を相棒のスノーウィと共に解決してきた少年新聞記者のタンタン。
ある日、街の市場で売られていた美しい3本マストの帆船模型ユニコーン号を手に入れる。
ところが買った直後に、1人の男からそれを手放すように言われ、さらに金持ちのサッカリンからの譲るように迫られるが、タンタンはそれを断る。
ユニコーン号に隠された秘密を探るために図書館へ出掛けたタンタンは、船がかつて海賊に襲われて財宝と共に消えたことを知る。
しかし、家に戻ったタンタンは模型が盗まれていることに驚き、その犯人が執拗に模型を欲しがっていたサッカリンだと考える。
そして、彼が買い取ったというムーランサール城へと忍び込むが…。
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密_d0030824_195943.jpg

<総評>
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」以来、3年ぶりに監督を務めたスティーヴン・スピルバーグ。元々は「インディ・ジョーンズ」シリーズと「タンタンの冒険旅行」が似ていることと、原作者のエルジェが生前、映像化するならスピルバーグと言っていたそうなので、本作はまさに長年の夢が叶ったといえるでしょう。
映像全体はさすがにスピルバーグとジャクソンが組んだだけあって、CGのクオリティだけでなく、3D映像も抜群の完成度を誇ります。
さて、元はマンガとはいえ舞台は情緒豊かなヨーロッパ。
本作は11作目の映像化ということで、既に活躍が知られているタンタンとスノーウィが所狭しと暴れ回ります。ちなみにタンタンの年齢は14から17歳という非常に曖昧な幅で、おそらく16歳だろうという予測が立てられていますが、頭脳明晰で銃の扱いもうまい。さらにそこそこの腕っ節というおおよそ16歳らしからぬ行動派ですが、とても元気なイメージがあっていいですね。
そんな彼がノミの市で見つけたのが、三本マストのユニコーン号。
気に入って手に入れたその帆船模型をめぐって、謎の大金持ちとユニコーン号にまつわる冒険が始まります。とてもかしこく、アルコールに目がない相棒犬スノーウィや、双子でも親戚でもないのに顔がそっくりなデュポンとデュボン刑事等、わかりやすいキャラクター達が脇を固め、さらにダメな人代表みたいなハドック船長などが絡んであちこちで大騒動を起こしながら、インディばりの活躍をするタンタン。
まさに子供版インディ・ジョーンズといったおもしろさで、キャラクター達のデフォルメされながらもリアルな動きを取り入れたCGは見事。
また、CGならではのアングルの取り入れ方や表現の仕方は、スピルバーグならではの発想でしょうか。
スピーディーなシーンが多いのにもかかわらず3Dが比較的楽に見られる107分という上映時間も良かったですね。
劇場では3Dだといつも字幕がきついので、吹き替えで見たのですが、ちゃんと本業の声優が演じていたので聞き取りやすく、楽しめました。
上映時間の短さから、タンタンの心情や成長といった面は省かれていたものの、テンポが良くておもしろい。
こういうのを見てしまうと、やっぱりスピルバーグとジャクソンは凄いなと改めて思ってしまいます。
オススメです。

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by syosei7602 | 2011-12-13 01:06 | アニメ/CG
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