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『STARSHIP TROOPERS 2: HERO OF THE FEDERATION』
アメリカ/2004 監督:フィル・ティペット 出演:リチャード・バージ コリーン・ポーチ エド・クイン ケリー・カールソン エド・ローター ブレンダ・ストロング サンドリーヌ・ホルト J・P・マヌー 公開時コピー あれから7年。奴らはさらに進化していた。 ロバート・A・ハインラインの同名小説(小説の邦題は「宇宙の戦士」)で、98年にポール・ヴァーホーヴェン監督によって映画化された続編。 本作の監督は「ロボコップ」や「スター・ウォーズ」の特撮を担当していたフィル・ティペット。 出演は「スピーシーズX 美しき寄生獣」のリチャード・バージ、今作が本格的な出演となるコリーン・ポーチ、前作では別の役で出演したブレンダ・ストロング、「スーパー・マグナム」のエド・ローターなど。 <あらすじ> 近未来、人類と昆虫型エイリアン“バグズ”との戦いは熾烈を極めていた。 地球連邦軍はバグズの星に軍隊を送り込み、その戦況をねつ造する一方、地球市民には「英雄求む」のCMを流し、兵士を募っていた。 その頃、敵の惑星でシェパード将軍率いる第701機動歩兵隊ブラボー部隊はバグズに囲まれ、絶体絶命のピンチに陥っていた。救出される見込みが無くなった部隊に将軍は撤退命令を下し、自らしんがりをつとめる。 ディード軍曹率いる部隊は、放棄された前線基地へと逃げ込むのだったが・・・。 *** 前作は映画館へわざわざ見に行ったんですが、スクリーンに溢れかえる気持ち悪い昆虫エイリアンとスプラッターな映像に「うぇ~」と思ったんですが、それは差し引いても良くできた映画でした。 元々、この映画はヴァーホーヴェン監督が軍国主義や戦争の英雄などを皮肉った反戦映画で、これは原作者のハインラインの意図と合致します。 この続編ですが、低予算ながらもB級としてはなかなかの出来でして、前作が広大なフィールドを舞台にしたのとは一転、前線基地での戦いになります。 まあ、ぶっちゃけていうと「エイリアン」と「ヒドゥン」「スピーシーズ」に戦争の味付けを濃いめにした、SFホラー戦争映画(なんのこっちゃ)。 グロテスク、スプラッターな映画が苦手な人にはお勧めできませんな。 さて、前作同様のつっこみ所なんですが、武器を持たずに肉弾戦でかかってくるバグズに対し、地球連邦軍はマシンガンという極めてオーソドックスで、非効率な武器で戦ってます(マシンガンの名前が日本名だったな)。 実は原作ではパワードスーツという戦闘用ボディアーマーを着て戦う設定になってまして、これが映画では生身になっちゃったんですね。 パワードスーツが出てくる「宇宙の戦士」は日本がアニメ化しているので、興味ある方は是非。 ちなみに原作「宇宙の戦士」はガンダムの元ネタです。 余談が長くなりましたが、出演陣は大作映画の脇を固めていたり、それなりに見られます。 特撮部分は大分端折ってますけどね。 そういや前作で主演をつとめたキャスパー・ヴァン・ディーンはすっかりB級映画専門になってしまった。 まあ、これも余談ですけどね。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2005-08-04 23:34
| SF/ファンタジー/パニック
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