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『HANNA』 アメリカ/2011
監督:ジョー・ライト 出演:シアーシャ・ローナン エリック・バナ ケイト・ブランシェット トム・ホランダー オリヴィア・ウィリアムズ ジェイソン・フレミング ジェシカ・バーデン ミシェル・ドッカリー 公開時コピー 16才、罪を知るには若すぎる。 ジョー・ライト監督の「つぐない」で、高い評価を得たシアーシャ・ローナンが再びタッグを組んだサスペンス・アクション。監督には当初、ダニー・ボイルやアルフォンソ・キュアロンの名が上がっていた。 音楽を担当したのはイギリスのテクノユニット、ケミカル・ブラザーズ。 <あらすじ> 16歳のハンナ(シアーシャ・ローナン)は、フィンランドの山奥で元CIA工作員の父親エリック(エリック・バナ)に育てられ、徹底的にサバイバル技術や戦闘術などをたたき込まれていた。 その戦闘力はエリックを凌ぐまでになり、遂に彼女はエリックの元から旅立つことを決意する。 彼らの目的は、エリックの元同僚でCIAのマリッサ(ケイト・ブランシェット)だった。 一方、マリッサはエリック達の位置を突き止めて、エリックの抹殺指令を出す。 彼女を殺すか、殺されるか、そしてハンナはCIAに捕らわれ、秘密施設に監禁されるのだが…。 <総評> 10代の女の子が殺し屋に…といえば「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツが演じたヒットガールが記憶に新しいですが、その大元のネタはやっぱり「レオン」や「ニキータ」ですかね。 何というか、美少女が殺し屋になるネタって日本も海外もあんまり変わらないような…クロエ・グレース・モレッツに至っては「モールス」でえらいことになってるけど。 ジョー・ライト監督といえば、個人的に「プライドと偏見」のテンポと映像センスがかなり好きです。 しかし、アクションよりもドラマ向きというイメージが強く、本作でもドラマ部分(むしろハンナの外の世界に対する困惑振り)は割としっかりしているのに対して、アクションは消化不良気味。 ハンナの殺し屋ぶりは大の男に引けとらない動きで見事…されど、敵が少なすぎて見せ場が少ないのが残念。 一方、友人となるソフィーとの「女の子」的なくだりや、初デートのシーンが妙にこだわりすぎ。 うーん、なんですかね、この処女性をひけらかすような純情ドラマは…と、ツッコミたくなります。 ケイト・ブランシェット演じるマリッサの悪女ぶりはさすがで、子どもをだます薄笑いは背筋がぞくぞくします。 エリック・バナやトム・ホランダーの出番は、これもまた中途半端。 全体的にネタはおもしろいのに、まとめきれていないのがもったいなさ過ぎる。 盛り上がりに欠けつつ、映像美だけが表に出てしまった印象です。 あ~それにしても、未だにエリック・バナの顔が覚えられない…なぜだろう。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2011-08-28 22:26
| アクション/アドベンチャー
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