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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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(500)日のサマー
d0030824_1782.jpg『(500) DAYS OF SUMMER』 アメリカ/2009
監督:マーク・ウェブ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット ゾーイ・デシャネル
ジェフリー・エアンド マシュー・グレイ・ガブラー
クロエ・グレース・モレッツ クラーク・グレッグ レイチェル・ボストン
ミンカ・ケリー パトリシア・ベルチャー イアン・リード・ケスラー
受賞:インディペンデント・スピリット賞/脚本賞(2009)

公開時コピー
運命の恋なんて、
あるに決まってる。


サンダンス映画祭で絶賛され、全米での限定公開から人気を博したラブコメディ。
監督はミュージッククリップなどを手がけた新鋭のマーク・ウェブで、長編デビュー作となる。
出演は「インセプション」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、「ハプニング」のゾーイ・デシャネル、「リンガー! 替え玉★選手権」のジェフリー・エアンド、TVドラマ「クリミナル・マインド」シリーズのマシュー・グレイ・ガブラー、「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ、「アイアンマン2」のクラーク・グレッグなど。

<あらすじ>
d0030824_172180.jpgグリーディングカード会社に勤める建築家志望のトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、運命の恋を信じていた。ある日、アシスタントとして入社してきたサマー(ゾーイ・デシャネル)を見た彼は、彼女こそが運命の女性だと確信する。
サマーの人生は不思議に満ちあふれていた。道行く男達は彼女に興味を持ち、彼女が興味を持つことは良い方向へと進む。それが彼女だった。
出会いから4日目、些細なきっかけから距離が縮まった2人…28日目にサマーに彼氏がいないことを知ったトムだったが、サマーは愛を信じておらず、恋人という関係なんて考えていないと言い放つ。
d0030824_17353.jpgしかし、34日目に気軽な関係でも構わないと答えたトムとサマーの距離は一気に縮まり、端から見れば恋人同士だった。
2人の友達な恋人関係は続くかと思われた矢先、サマーのふとした言葉で別れ話に。この世の終わりのような経験をしたトム、それでも彼女を忘れられず、つかず離れずの関係が続いていくのだが…。

<作品解説>
いわゆる男目線のラブストーリーとして人気を博した本作。
ミュージッククリップや短編映画などを手がけたマーク・ウェブ監督のデビュー作となりましたが、テンポの良さと奇抜なストーリー展開が非常に面白く、細切れ感のある作りは短編などを得意とする十八番でしょうか。
簡単に言えば、恋した相手に振り回される男の話なのですが、本作のおもしろさはなんといっても男には理解できない女性のきわめて悪魔的な(小悪魔ではなく)所業でしょう。
さて、恋へのロマン溢れる妄想を抱いた真面目な男トムは、魅力的なサマーに一目惚れして、それを運命の出会いだと確信しちゃいます。
しかし、当のサマーは恋人はいらない、誰かの所有物になりたくない、と言って愛を否定します。
これがサマーという女性の曲者ぶりを表していて、常に逃げ道を確保しているわけです。
惚れている相手からすれば、それでも彼女といられるならと、その言葉を受けちゃう…完全にドツボにはまって抜け出せない。
抜け出せなくなったところで、サマーはフッと離れていってしまう。
ストーリーとしてはもの凄くシンプルに女性のずるさを描いており、同時に女性の意味不明な部分をうまく表しています。
タイトルの500日は、トムがサマーと出会ってからケリを付けるまでの日程で、男の引きずりぶりが非常にわかります(笑)。
構成自体は、もちろん500日全てではなく、あちこちに日にちが飛びます。良い思い出、悪い思い出が折り混ざり、その時々のトムの心情、行く末、そしてラストまで。
最後のほろ苦さには男泣き…でも、この映画を見て泣いている男がいたら、間違いなくサマー的女性に振られたと思って間違いないでしょう(笑)。
それにしても、理想と現実を並べたシーンはひどすぎません?

<見どころ>
サマーの悪魔的魅力が非常にうまく描かれています。
それにはまっていくトムの心象風景が様々な手法で描かれており、斬新なイメージ。
ラストはある意味ハッピーエンド?

<出演者>
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは「インセプション」のクールな役柄も似合っていましたが、本作のダメっぷりも見事でした。体格といい、エドワード・ノートンを彷彿とさせます。
ゾーイ・デシャネルは可愛らしい雰囲気で、主人公トムを振り回すサマーを好演。
髪をくくった姿がいいですね。
妙にリアルなかわいさなのでトムの気持ちがわかってしまう(笑)。
ジェフリー・エアンドやマシュー・グレイ・ガブラー、クロエ・グレース・モレッツの脇役ぶりも光ります。

<総評>
ありそうでなかった男の徹底的に振られる失恋ストーリーですが、ラストにフォローが入るのでなんとか救われるのがありがたい。
この手の作品に言えるのは、どこまでリアルであるのか、そのリアルを如何におもしろく描けるかにかかっています。非現実的なラブストーリーは女性に人気がありますが、男性に受けるのは意外とこういった「あるある」と思ってしまう作品かも知れません。
とりあえず、精神的にタフな人にオススメです。

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by syosei7602 | 2011-02-14 23:49 | 恋愛/青春/スポーツ
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