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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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RED/レッド
RED/レッド_d0030824_3593312.jpg『RED』 アメリカ/2010
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ブルース・ウィリス モーガン・フリーマン
ジョン・マルコヴィッチ ヘレン・ミレン カール・アーバン
メアリー=ルイーズ・パーカー ブライアン・コックス
ジュリアン・マクマホン リチャード・ドレイファス レベッカ・ピジョン
クリス・オーウェンズ アーネスト・ボーグナイン

公開時コピー
それは、アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち…

DCコミックスの人気ビジュアルノベルの実写化したコメディアクション。
監督は「きみがぼくを見つけた日」のロベルト・シュヴェンケ。
出演は「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」のブルース・ウィリス、「インビクタス/負けざる者たち」のモーガン・フリーマン、「バーン・アフター・リーディング」のジョン・マルコヴィッチ、「消されたヘッドライン」のヘレン・ミレン、「スター・トレック」のカール・アーバン、「スパイダーウィックの謎」のメアリー=ルイーズ・パーカー、「ゾディアック」のブライアン・コックスなど。

<あらすじ>
RED/レッド_d0030824_3594235.jpgかつてCIAの凄腕エージェントとして活躍したフランク(ブルース・ウィリス)は、今は引退してオハイオの田舎町で静かに暮らしていた。彼の楽しみは、顔も知らない年金課の担当サラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)と電話で話すことだけ。
ある夜、フランクは武装集団から襲撃を受けるが、難なく倒してしまう。
しかし、政府の監視がサラにも及んでいることを察知した彼は、サラがいるカンザスまでやってくる。
説明できない状況でサラを無理矢理連れだし、なんとか危機を脱するのだった。
フランクは狙っている相手が誰なのかを突き止めるため、同じく引退した元上司のジョー(モーガン・フリーマン)を訪ねて老人ホームを訪れる。
その結果、ある事件を調べていた女性記者が殺されていたことがわかり、彼女が残した暗殺リストを発見する。
RED/レッド_d0030824_3594937.jpgフランクは情報を求め、サラと共にかつての同僚でライバルだったマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)に会いに行く。
そこで彼は、暗殺事件の裏にフランク達が関わったグアテマラでの作戦行動が関わっていることを知る。
黒幕を見つけるため、フランクは再びチームを組み、反撃に出る。

<作品解説>
ハリウッドを代表する豪華俳優陣の出演となれば、見ないわけにはいかない作品の登場です。
スパイ映画が少なくなって久しい昨今ですが、よもや引退したスパイというネタでアクション映画になるとは…しかも、歳食っても強いっていうのは反則みたいなもんですね。
出演陣はやたらと豪華で、それぞれが癖のある役を好演。
ワイヤーアクションとか、無駄なCGとかを使わずに骨太なアクションで見せてくれます。
さて、引退した年金暮らしの元工作員のフランク。
年金課の担当であるサラと話たくて、適当な用事をでっちあげて電話をするという微笑ましい行動をしています。まあ、一歩間違えればストーカーになりかねないけど(笑)。
しかし、ある日突然暗殺の危機に陥り、それをあっさりとかわすと今度は反撃に打って出るという…引退しても現役よりも強いという、トンデモキャラクター。
さらには、彼の仲間も凄腕揃い=変人という組み合わせで戦いが始まります。
全体的なアクションシーンの比率は意外と少なめ。
もっと暴れ回るイメージがあったんですが、むしろキャラクターを立たせた構成となっており、それぞれの役柄をきちんと説明した上で暴れ回るという展開です。
期待値が高い分、若干残念なんですが、コメディ要素を入れるならこのくらいが妥当なラインでしょう。
アクションシーンも結構気合いが入っていて、あちこちに見どころがあります。

<見どころ>
ロートルなスパイ達の活躍がきちんとフィーチャーされています。
特にマルコヴィッチ演じるマーヴィンのキレっぷりは楽しいですね。
さらに女スナイパー、ヴィクトリアの暴れ振りは近年じゃみられない派手さ!

<出演者>
文句のつけようのないキャスティングです。
相変わらずブルース・ウィリスはダイハードしてるし(笑)、ジョン・マルコヴィッチは変人、モーガン・フリーマンは落ち着いた演技、意外なほどに暴れるヘレン・ミレン!
微妙に美人のライン上にいるメアリー=ルイーズ・パーカーも好演していますね。
ブライアン・コックスの太り具合に驚きましたが、アーネスト・ボーグナインが93歳ながら出演しているのにはさらに驚き!
カール・アーバンも好演していました。

<総評>
シナリオに甘さがあって、ちぐはぐな印象が拭えませんでした。
ヒロインに至るまで全体的に年齢は高め、引退したスパイならではのネタが年金だけっていうのがちょっと残念。
超強いオヤジ達という意味では正解ですけどね。
まあ、これはもうキャスティング勝利の映画なので細かいツッコミはよしましょう。
ある意味、お祭映画といった感じで楽しめます。

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by syosei7602 | 2011-02-04 23:59 | アクション/アドベンチャー
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