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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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エクスペンダブルズ
エクスペンダブルズ_d0030824_3253265.jpg『THE EXPENDABLES』 アメリカ/2010
監督・出演:シルヴェスター・スタローン
出演:ジェイソン・ステイサム ジェット・リー ミッキー・ローク
ドルフ・ラングレン エリック・ロバーツ ランディ・クートゥア
スティーヴ・オースティン デヴィッド・ザヤス ジゼル・イティエ
カリスマ・カーペンター ゲイリー・ダニエルズ テリー・クルーズ
ブルース・ウィリス アーノルド・シュワルツェネッガー

公開時コピー
消耗品軍団、出撃。

「ロッキー・ザ・ファイナル」で見事復活を遂げたシルヴェスター・スタローンが、アクション映画界を引っ張ってきた新旧のスター達を集め、シリーズ化を目指すアクション大作。
監督を兼ねたのは勿論、シルヴェスター・スタローン。
出演は「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」のジェイソン・スティサム、「ドラゴン・キングダム」のジェット・リー、「アイアンマン2」のミッキー・ローク、「ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション」のドルフ・ラングレン、「ダークナイト」のエリック・ロバーツ、「スコーピオン・キング2」のランディ・クートゥア、「監獄島」のスティーヴ・オースティン、「ゲット スマート」のテリー・クルーズなど。
そして、特別出演にブルース・ウィリス、「80デイズ」以来の映画出演となるアーノルド・シュワルツェネッガー。

<あらすじ>
エクスペンダブルズ_d0030824_3254177.jpgソマリア、アデン湾。静まり返った海上に停泊中の大型タンカーに、一隻のボートが近づいていた。タンカーの中では海賊達が人質を前に、タンカーの会社に送りつけるための脅迫ビデオを撮影していた。
そんな場所に乗り込んだのは、バーニー(シルヴェスター・スタローン)率いる少数精鋭部隊…元SASでナイフの名手クリスマス(ジェイソン・スティサム)、マーシャル・アーツの達人ヤン(ジェット・リー)、大型銃器のスペシャリストのヘイル(テリー・クルーズ)、爆破の専門家トール(ランディ・クートゥア)、狙撃の名手ガンナー(ドルフ・ラングレン)…彼らは消耗品軍団“エクスペンダブルズ”と名乗る傭兵達だった。
瞬く間に海賊達を倒し、人質を救出したエクスペンダブルズだったが、ガンナーは不安定な精神状態のため、この仕事を最後に外されてしまう。
バーニーは、元エクスペンダブルズのメンバーで、今はタトゥー専門店を営むマネジャー役のツール(ミッキー・ローク)を訪ねる。ツールから次の仕事の依頼が入っていることを聞いたバーニーは、ある教会を訪れる。
そこには、謎の依頼人チャーチ(ブルース・ウィリス)がおり、エクスペンダブルズ_d0030824_3254864.jpg依頼内容は南米の島国ヴィレーナの独裁者ガルザ将軍(デヴィッド・ザヤス)を暗殺するというもの。チャーチとの話の間に割って入ったのは、かつて同じ部隊に所属し、いまやライバルの傭兵会社を持つトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)だった。
トレンチは、この仕事をバカしか引き受けないと断るが、バーニーは巨額の報酬を提示して引き受ける。

<作品解説>
ここ数ヶ月のうちで、実は一番待ち焦がれていた作品(笑)。何せ、このキャスティング!銀河系軍団R・マドリードも真っ青なメンバー!うーん、スタローン、すごいぜってなもんです。
とはいえ、知らぬ顔もチラホラしているわけですが、ちょっと説明。
ランディ・クートゥアはUFCの世界ヘビー級王座を6度獲得するなどの伝説を作った格闘家、スティーヴ・オースティンはWWEで活躍し「史上最凶のタフ野郎」と異名をとった元プロレスラー。
ゲイリー・ダニエルズなどは俳優歴が長いものの、この人も元キックボクサーだったりして、アクション俳優としては余念の無いキャスティングですね。
本作のもっとも有名な逸話として、ジャン=クロード・ヴァン・ダムへの出演依頼でしょう。なんで断っちゃったのか…しかし、シリーズ化すると言っているようなので、そのうち出てくれるかも?
さて、本作のストーリーは真っ向勝負のアクションオンリーとも言うべき展開。悪政を敷く独裁将軍を殺してくれ、と依頼された消耗品軍団。
引き受けて偵察に行けば、偵察じゃなくなる展開は当然のごとく、この依頼には裏があるぞとわかっているのに、男の意地に賭けて乗り込んじゃう。
ノリは80年代、スタローンとシュワルツェネッガーがお得意としていたアクション時代が復活!
敵を倒したあとは爆発、追ってくる敵がいれば爆発、前が塞がれば爆発!
男なら黙って地べたに這い蹲るまで殴りあえ!のガチバトルが展開し、島国の軍隊が壊滅して人口事情に影響しそうな暴れっぷり。
うーん、これだよこれっ!てなもんです。
最近は何かとスタイリッシュなアクション(ワイヤーアクションとCG)が増えていますが、いわゆるスタローン&シュワルツェネッガー的なものは絶滅しつつあるので、この手の映画を見ると懐かしさと同時に、もっとやってくれよ!なんて思っちゃいますね。
それにしてもシュワちゃん、「ターミネーター4」でも顔貸しだけで出演しなかったのに、スタローンの依頼を受けるなんて男前。昨日の敵は今日の友!?

<見どころ>
短いシーンですが、スタローン、シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスが一堂に会するところはゾクゾクしますよ。彼らのファンであるならば、幾度と無く夢に見たシーンが実現してるってだけで感動!
シュワちゃんの立ち去るシーンは爆笑です。
ハードなガチバトル、クライマックスの過激な爆発シーンは80年代を髣髴とさせ、あちこちに差し込まれるユーモアも楽しい。
とにかく豪華であることが、本作の見どころすべて。

<出演者>
自らの出世作の続編で復活したシルヴェスター・スタローンですが、なんというかサービス精神に火が点いた感じですね。本作は監督もつとめていますが、全体的にストーリー云々よりもキャスティングに見合ったキャラクター設定に面白さを感じます。しかし、眉毛が気になるなぁ。御歳64歳!(シュワちゃん63歳)
ジェイソン・スティサムはここ10年でアクション俳優としての地位を確立したわけで、まだ38歳なんですよね。
今が旬といっても過言じゃないので、キャスティングとしては不足無し…そのせいか、スタローンとの2ショットが一番多かった。
ジェット・リーは今やハリウッドではジャッキーと並ぶアジアのアクションスタートして地位を確立していますが、マッスルな人たちに入ると本当に若く見えるけど、47歳…ジェイソンの方が年上っぽくないか!?
ミッキー・ロークは58歳…スタローンより年下だったんだという事実に驚いたりして。劇中では一番年上っぽい役柄なのに。
ドルフ・ラングレンは「ロッキー4」で宿敵を演じたわけで、それを考えるとスタローン無しでは今はなかったと言っているくらい、53歳でもまだまだ(ブルース・ウィリスの55歳ってのが一番違和感ないかも)。
ランディ・クートゥア、スティーヴ・オースティン、ゲイリー・ダニエルズ、テリー・クルーズのマッスル俳優たちも40代半ば。まさしくこれからってところですね。
ヒロインは添え物的な扱いになってますが、サンドラを演じたジゼル・イティエは本作がハリウッドデビューだそうです。

<総評>
思わず長くなってしまいましたが、個人的にはキャスティングだけで気に入っちゃった作品。
若干、グロシーンもありますが基本的に、ノリはマンガ的だし、アクションも派手でスカッとします。
お祭り的な意味合いが強く、登場人物たちがどれだけ暴れてくれるかってところが魅力なんですよね。
シリーズにするらしいので、次は是非にジャン=クロード・ヴァン・ダム、スティーヴン・セガール、ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、特別出演にジャッキー・チェンやサミュエル・L・ジャクソンあたりを呼んでくれると面白くなりそう。
と、まあ勝手に考えたりしちゃって、是非にシリーズ化を実現してもらいたい1作です。

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by syosei7602 | 2010-10-16 23:57 | アクション/アドベンチャー
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