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『SUNSET』 アメリカ/1988
監督:ブレイク・エドワーズ 出演:ジェームズ・ガーナー ブルース・ウィリス マリエル・ヘミングウェイ マルコム・マクダウェル ジェニファー・エドワーズ キャスリーン・クインラン パトリシア・ホッジ 受賞:ラズベリー賞/ワースト監督賞(1988) 「ピンク・パンサー」シリーズを手がけたブレイク・エドワーズ監督によるミステリー西部劇。 出演は「きみに読む物語」のジェームズ・ガーナー、「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」のブルース・ウィリス、「スーパーマン4/最強の敵」のマリエル・ヘミングウェイ、「ドゥームズデイ」のマルコム・マクダウェル、「ピンク・パンサーの息子」のジェニファー・エドワーズ、「近距離恋愛」のキャスリーン・クインランなど。 <あらすじ> 1929年、悪名高き映画プロデューサー、アルフィー(マルコム・マクダウェル)と契約している西部劇のスター、トム・ミックス(ブルース・ウィリス)は、次作で伝説の保安官ワイアット・アープ(ジェームズ・ガーナー)の伝記映画に出演することになる。 ワイアットと直接会うことになったトムは駅まで迎えに行き、意気投合して記者会見をほったらかす。 一方、ワイアットはアルフィーの妻であるクリスティーナ(パトリシア・ホッジ)から呼び出される。ワイアットとクリスティーナはかつて恋人同士だったのだ。 クリスティーナは、売春宿を経営しているキャンディスという女から、息子のマイケルが娼婦を殴ったと言われ、その解決をして欲しいと頼む。 二つ返事で引き受けたワイアットは、トムと共に売春宿へ向かい、男装した女性シェリル(マリエル・ヘミングウェイ)に迎えられる。 様々な有名人が出入りする店で、トムはアルフィーの妹ビクトリア(ジェニファー・エドワーズ)を見かける。 その直後、娼婦がいる館でキャンディスが刺殺され、何者かが車で逃亡していく。 部屋には酔いつぶれたマイケル…ワイアットとトムはとりあえずマイケルを連れ出して保護するが…。 <作品解説> 88年といえばブルース・ウィリスが「ダイ・ハード」で一躍トップスターに名を連ねた年で、以降彼の作品のほとんどは日本で公開されており、むしろ未公開作品を探す方が早かったりします。 本作はそんな未公開作品のひとつであり、名優ジェームズ・ガーナーと共演作です。 内容はミステリっぽいんですが、どちらかというとコメディ色が強いアクションサスペンスといったところでしょうか。 さて、ハリウッドのスター、トム・ミックスと意気投合したのは西部の連邦保安官ワイアット・アープ。 彼ら2人は、殺人事件に巻き込まれ、その裏には悪徳警官、そしてハリウッドで絶大な影響力を持つプロデューサー、アルフィーとその一族が絡んでいること知ります。 しかし、持ち前のタフさで事件解決に向けて奔走する…という内容。 ワイアット・アープといえば「荒野の決闘」「OK牧場の決斗」などの名作で有名な人物ですが、本作ほどある意味適当な描かれ方をしたのも珍しいでしょう。 本作の内容は、ハリウッドへの風刺的な意味合いも込められており、それはクライマックスで明かされます。 というのも、ワイアット・アープ自身、歴史的な意味合いで言えば本作の時間軸には登場できないんですね。 それを考えるとなんとも奇妙な作品と言えます。 映画の撮影シーンも序盤だけなのが勿体なかった。 <見どころ> ブルース・ウィリス演じるトム・ミックスのガン捌きはなかなかのもの。 ワイアット・アープのヘタレ具合が良い感じにカッコイイかも。 <出演者> ジェームズ・ガーナーは、ワイアット・アープの風貌に似ています。 もっとも役柄としてこんなに若いってことはないですが…。 ブルース・ウィリスはノリで演じている感じ、それにしても若い…髪の毛がある。 マリエル・ヘミングウェイはあまり美人とはいえないですねぇ。 男装が似合う女優をあてたんだろうか。 悪役のマルコム・マクダウェルが小ずるい感じでピッタリでした。 <総評> 作品としては凡作…ラジー賞獲るのもわかります。 サスペンス要素はほとんど皆無、全体的に何が言いたかったのかよくわからないままに終わってしまいます。 出演者の良さが活かされていないというべきか、興味があれば見るというレベルですね。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2010-09-17 23:48
| ミステリ/サスペンス
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