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『THE KARATE KID』 アメリカ/2010
監督:ハラルド・ズワルト 出演:ジェイデン・スミス ジャッキー・チェン タラジ・P・ヘンソン ハン・ウェンウェン ワン・ツェンウェイ ユー・ロングァン 公開時コピー 最高の師匠がくれたもの── それは、逃げずに立ち向かう勇気。 あの伝説が北京で甦る! 1984年に製作され、大ヒットした「ベスト・キッド」のリメイク。 ジャッキー・チェンが師匠役となったことで話題になった。 監督は「エージェント・コーディ」のハラルド・ズワルト。 出演は「幸せのちから」のジェイデン・スミス、「ダブル・ミッション」のジャッキー・チェン、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソン、ハリウッドデビューとなるハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイ、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」のユー・ロングァンなど。 <あらすじ> 12歳のドレ(ジェイデン・スミス)は母親シェリー(タラジ・P・ヘンソン)の仕事の都合で、デトロイトから中国北京へと引っ越す。 引っ越した当日早々、友人となったハリーに誘われて目の前にある公園にやってきたドレは、ベンチでバイオリンの練習をしているメイ(ハン・ウェンウェン)と仲良くなる。しかし、メイの幼なじみでカンフーの強いチョン(ワン・ツェンウェイ)とその仲間に目を付けられたドレは、一方的に殴られてしまうのだった。 次の日、学校にやってきたドレはそこでチョンを見つけて再び絡まれ、メイとは仲良くなりつつも学校では常にチョンの姿に怯えるようになってしまう。 なんとか強くなりたい彼は、武術学校を見学をするが、その中にチョンの姿を見て、勝つことができないと知る。シェリーに北京へ来た事への不満をぶちまけるが解決にはならない。 そんなある日、チョン達に仕返しを企み、街中を逃げ回ることに…追い詰められたドレは再びチョンに一方的に叩きのめされる。 ドレを助けたのは、マンションの管理人ハン(ジャッキー・チェン)で、彼はカンフーの達人だったのだ。 ドレはハンにカンフーを教えて欲しいと頼むものの、人に教えたことはないと断られる。チョンがカンフーを暴力に使うのは、教えている先生が悪いと諭し、ドレと共に武術学校へ話し合いに向かう。 だが、武術学校のリー(ユー・ロングァン)は話を聞き入れず、ハンは仕方なしに武術大会で決着を付けることを提案し、かくしてドレはハンと共に武術大会へ向けて特訓を開始する。 <作品解説> 「ベスト・キッド」シリーズといえば、ラルフ・マッチオによるひ弱な高校生ダニエルと、いかにも好々爺のノリユキ・パット・モリタ演じるミヤギによるヒット作です。 シリーズは全4作あり、最後の4作目のみオスカー女優であるヒラリー・スワンク主演でした。 オリジナルは80年代の作品らしく、スポ根ものの系統でありつつ、空手は剛柔流空手道であり、それなりに空手というものがきちんと描かれた作品です。 空手大会の衝撃的なクライマックスが印象強く、果たしてこの傑作がどこまで単なるリメイクに終わらずに描かれるのか、そんな不安を見事に吹き飛ばしてくれました…一言で言うならこのリメイクは大成功と称賛したい。 空手からカンフーに変わってしまったので、本来なら「KANG FU KID」が正しいと思いますが、邦題は全部「ベスト・キッド」だし、まあいいじゃないかみたいな…。 さて、ストーリーはほとんどオリジナルを踏襲していますが、主人公の年齢が引き下げられており、より「KID」らしくなっています。 主人公のドレは、愛嬌のある少年ですが、公園で見かけた少女メイと仲良くなった事から目を付けられてボコられます。仕返ししたくても相手はかなり強い。 逃げ回るドレ、そして助けてくれたのが無愛想な中年のオッサン管理人のハン。 修行の内容は、上着を脱ぐ、掛ける、取る、落とす、拾う、着るの繰り返し。この動作から驚異的な攻防一体の技が繰り出されるわけです。 アクションシーンはとてもスピーディーで、近年のアクションらしさがふんだんに取り込まれたスタイル。 また、ドレとメイの淡い恋愛もストーリーに対してスパイスが利いていいですね。 何よりも異国の地にやってきたという設定が功を奏した気がします。 言葉の違い(とはいえ、ほとんどの人は英語ができる)、文化の違い、異国であるというだけで萎縮してしまう環境、その中にあって師匠のハンは「カンフーは人生だ」と説きます。 主人公のドレは、その言葉を実践するかのように、異国にいる自分を受け入れ、勝敗に関係なく戦うことを選ぶ勇気を持つ…オリジナルで語られたテーマを、形は少し違えど、普遍的に引き継がれている点が見事です。 <見どころ> 修行のシーンを含めて笑えるところが結構あります。 また、師匠ハンが自らの過去を語るシーン、これが俳優ジャッキーとしての真骨頂で、結構泣けるのです。 クライマックス。 怒濤の武術大会は圧巻、あのラストは一体どうなっているのか!? これだけでボルテージが上がるってもんです。 <出演者> ジェイデン・スミスについては、父親のウィル・スミスが親バカさらして「彼は素晴らしい」と褒めていましたが、本当にうまいんだよなぁ。こればっかりは悔しいくらいに良かった。 ジャッキー・チェンは遂に師匠役となってしまいました。 いじめっ子達を相手にぜいぜいと息をつくのは達人らしからぬ衰えぶり(笑)。 ドレの母親を演じたタラジ・P・ヘンソン、試合会場ではハッスルしすぎですよ…。 ヒロイン役のハン・ウェンウェン、お世辞にも美少女かと言われると少し微妙ですが、好演していました。 いじめっ子チョン役のワン・ツェンウェイ、中国にはまだまだすごい子役がいますね。 <総評> コメディとシリアスがうまく融合していました。 リメイクというだけで色眼鏡で見てしまいがちですが、本作はリメイクとしてのレベルを超えた面白さがあります。 オリジナルもそうですが、本作の良さは主人公が徐々に頼もしくなって格好良くなっていくところが魅力であり、そして人としての弱さをさらけ出しちゃうのがいい。 一番の良さは、ジャッキー・チェンがアクションスターからうまく脱却しつつあるところでしょう。 文句なしにオススメです。 <関連作品> ■オリジナルシリーズ ベスト・キッド (1984) ベスト・キッド2 ベスト・キッド3/最後の挑戦 ベスト・キッド4 ■リメイク ベスト・キッド (2010) よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2010-08-17 01:39
| 恋愛/青春/スポーツ
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