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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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ホワット・ライズ・ビニーズ
ホワット・ライズ・ビニーズ_d0030824_1384088.jpg『WHAT LIES BENEATH』 アメリカ/2001
監督:ロバート・ゼメキス
出演:ハリソン・フォード ミシェル・ファイファー
ダイアナ・スカーウィッド ジョー・モートン ミランダ・オットー
アンバー・ヴァレッタ キャサリン・タウン ジェームズ・レマー
レイ・ベイカー


公開時コピー
誰かがいる…。
姿なき女の影が、愛を恐怖に変える


「ベオウルフ/呪われし勇者」のロバート・ゼメキス監督によるホラーテイストのサスペンス・スリラー。
出演は「インディ・ジョーンズ」シリーズのハリソン・フォード、「スターダスト」のミシェル・ファイファー、「パーティ★モンスター」のダイアナ・スカーウィッド、「コーリング」のジョー・モートンなど。

<あらすじ>
ホワット・ライズ・ビニーズ_d0030824_1384863.jpg遺伝子の学者ノーマン(ハリソン・フォード)と湖畔の家で静かに暮らしている妻クレア(ミシェル・ファイファー)。1人娘が大学の寮に入ってしまったことで、クレアの心には穴が空いてしまったかのように、落ち着かなくなる。
ある日、隣の家に引っ越してきたばかりの夫婦が常日頃ケンカを繰り返していることを気にしたクレアは、その家の妻が庭で泣いているのを見つける。
塀越しにしか話さなかった為に、顔はよく見えず不安に駆られるクレア…ある大雨の夜、その夫がトランクに何かを積んでいるのを見つけてしまう。
その次の日から、家の中で妙なことが起こり始める。
ホワット・ライズ・ビニーズ_d0030824_138547.jpg風も無いのに開くドア、突然起動するパソコン、囁くような声、そしていつの間にか張られたバスタブのお湯とそこに映り込む女性の顔。ノイローゼになりかけたクレアはノーマンに助けを求めるが、ノーマンは2年前の自動車事故の影響ではないかと言うばかりで、本気で取り合わない。クレアはそれが隣の家の妻の霊の仕業だと思い込み、監視を始めるのだが…。

<作品解説>
ハリウッドの名監督に名を連ねたロバート・ゼメキス監督、そしてハリソン・フォード、ミシェル・ファイファーという有名どころが組んだサスペンス。というよりも、むしろホラー映画の要素が大きく、この手の作品にこのキャスティングというのは意外な組み合わせかもしれません。
元ネタというか、モチーフにされているのはヒッチコックやスティーヴン・キングあたりでしょうか。
さて、ストーリーは湖畔の家で夫が出かけている間に1人きりになる妻の恐怖を描いたものです。
隣の家の怪しげな動き、家の中で起きる怪奇現象。様々な要素が絡み合い、意外な展開に!ならないのが不思議なんですけどね…。
ロバート・ゼメキス監督のテクニックが大作向きであることを考えれば、本作の不出来も仕方ないところです。
というのも、古典的な要素で作られた作品でしかなく、目新しい部分がないんですよね。
序盤から中盤にかけての隣人の話は、なかなか興味惹かれる展開ですが、ここからが伸び悩んじゃう。
クライマックスの緊張感がいいだけに、総合的な部分で残念な作品です。

<見どころ>
個々の脅かし方はそれなりですが、終盤は見事。
本作における一番の見どころであり、それしかないと言わしめるくらいに怖いかも。

<出演者>
どことなくやる気なさそうなハリソン・フォード…本作はあんまり気に入ってないのかなあ。
それともこれが本作に合わせたテンションなのかもしれないけど。
ミシェル・ファイファーはうまいですね。
ただ、この人の美しさは30歳前後が一番ピークだったかもしれません。

<総評>
こんなの出てたんだハリソンとミシェルってなもんです。
ゼメキス監督作品の中では間違いなく下から数えた方が早い凡作となりました。
それなりに楽しめるんですけどね、このキャスティングでこれはちょっと勿体ない。
監督とキャスティングに対してシナリオの釣り合いが取れなかったというだけですが、もう少し詰めてくれたらおもしろかったでしょう。

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by syosei7602 | 2010-07-28 23:54 | ミステリ/サスペンス
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