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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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グラン・トリノ
d0030824_127869.jpg『GRAN TORINO』 アメリカ/2008
監督・出演:クリント・イーストウッド
出演:ビー・ヴァン アーニー・ハー クリストファー・カーリー
コリー・ハードリクト ブライアン・ヘイリー ブライアン・ホウ
ジェラルディン・ヒューズ  ドリーマ・ウォーカー
ジョン・キャロル・リンチ  スコット・リーヴス ブルック・チア・タオ
受賞:セザール賞/外国映画賞(2008)

公開時コピー
俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。


「ミスティックリバー」「ミリオンダラー・ベイビー」など、数々の傑作を生み出したクリント・イーストウッドが、自身最後の俳優作品として、監督も務めたヒューマンドラマ。
イーストウッド作品中、史上最高の興行収入となった。
出演は本作でメジャー作品デビューとなるビー・ヴァン、アーニー・ハー、TVドラマなどで活躍するクリストファー・カーリーなど。
エンディング曲はクリントと息子でジャズプレイヤーのカイルによるもの。
ゴールデングローブ賞のノミネートされた。

<あらすじ>
d0030824_1271847.jpgアメリカ・デトロイト。
フォードの自動車工を50年勤め上げたウォルト(クリント・イーストウッド)は、最愛の妻を亡くし、息子一家とも折り合いが悪く、アジア系移民が増えた街で愛車グラン・トリノの手入れだけを趣味に、愛犬デイジーと孤独に暮らしていた。
妻の葬式が終わった翌日から、妻が懇意にしていたというヤノビッチ神父(クリストファー・カーリー)がやってくる。彼は生前、亡き妻からウォルトの懺悔を聞くように頼まれていたのだ。
毎日来る神父を鬱陶しく思いながらも、ある夜に神父に対して生と死について、自らの体験を告白する。
それは、ウォルトが朝鮮戦争で自ら体験した話だった。
神父はその話に対して、ウォルトが「死」については良く知っていると言う。
そんなある日、隣家に住む中国モン族の少年タオ(ビー・ヴァン)が親戚のチンピラにそそのかされて、グラン・トリノを盗もうとする。
d0030824_1272535.jpgタオを追い払ったウォルトだったが、成り行きでタオに制裁を加えようとしていたチンピラや、タオの姉であるスー(アーニー・ハー)を黒人のチンピラから助けたことで、タオの一族に感謝される。
朝鮮戦争の経験から、東洋人を毛嫌いして差別していたウォルト…しかし、彼らの手厚いもてなしに心を開いた彼は、タオに生き方を教えていくことになる。

<作品解説>
まず、正直なところを言えばイーストウッド作品は個人的に「身構えて」見てしまいます。
その要因として、作品全体が重厚な雰囲気を持ち、そして見終わったあとにずっしりとした重さを残すからです。勿論、これは映画自体のクオリティが常にある一定以上のラインを割らないところにあり、それは監督としても俳優としても、総じてレベルが高いからに他なりません。
そんなクリント・イーストウッドが自ら俳優人生に終止符を打つと宣言したのが本作になります。
感想は「素晴らしい」の一言。
近年の映画作品の中で、これほどのレベルを持った作品は早々は出てこないでしょう。
さて、主人公は朝鮮戦争に出征し、フォードの自動車工を50年勤め上げた人種差別主義者の頑固じいさんです。彼は息子2人ともうまくいかず、さらに彼らの子ども、つまり孫に対しても辛辣です。
いつも苦虫を噛みつぶしたような顔をしており、昼間から酒をあおり、煙草を吸って、芝刈りに余念がない。
しかし、あることをきっかけに毛嫌いしていた筈の隣家の中国人一家と仲良くなっていくわけです。
ここでひとつポイントがあります。
ウォルトは確かに人種差別主義者なんですが、白人至上主義者ではないということ。
彼なりに東洋人に対する知識があり(偏ってはいますが)、友人や隣人として接したことがない故の差別なのです。
言い換えれば、知らないことに対する食わず嫌いの偏見でしかなく、それは自らの息子達に対する感情にも影響を与えています。
フォードに勤めていた故に、日本車に乗る息子を快く思わないのはプライドであり、日本車に対する偏見です。冒頭に、この日本車に対する悪態をつきますが、むしろこれが本作の全体像を表すシーンといえるでしょう。
ウォルトという主人公は、アメリカという多人種国家におけるステレオタイプの人間ですが、人種の違う人間を受け入れていく過程を丁寧に描くことで、本作のテーマである「生」、そして「死」を表しているわけです。
クライマックスは、イーストウッドならではのシリアスな展開になりますが、感動を越えた清々しさを与えてくれます。

<見どころ>
ウォルトとモン族の少女スーとのやりとり、タオを社交的にするために理髪店に連れて行くくだりは、ユーモアたっぷりに笑わせてくれます。
そして多くは語れないラスト、見事でした。

<出演者>
すでに80歳に手が届く、クリント・イーストウッド。
この人はまだまだ動けますねぇ…老練というべき演技力です。
タオを演じたビー・ヴァン、スーを演じたアーニー・ハーと本作がデビューっぽいですが、イーストウッド作品にヘタレ無し、好演していました。
神父役のクリストファー・カーリーは、童顔でイーストウッドとは対極に位置します。
ギャップの中にある生真面目な雰囲気が良かったですね。

<総評>
映像の美しさもあり、そして演出の見事さもあり、とべた褒めしてしまうと非の打ち所がない作品になってしまいます。しかし、如何に傑作と言われようとも、やはり気になる箇所もいくつか。
もっともツッコミどころが無い映画なんぞおもしろくないので、ここはあえて目をつぶる感じですね。
必見です。

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by syosei7602 | 2010-07-19 23:59 | ヒューマン/ドラマ
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