トップ | ログイン

映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
28週後...
28週後..._d0030824_1473056.jpg『28 WEEKS LATER』 イギリス・スペイン/2007
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル ローズ・バーン ジェレミー・レナー
ハロルド・ペリノー キャサリン・マコーマック
マッキントッシュ・マグルトン イモージェン・プーツ
イドリス・エルバ アマンダ・ウォーカー シャヒド・アハメド


公開時コピー
もはや誰も逃れられない

世界的にスマッシュヒットを飛ばしたダニー・ボイル監督の「28日後...」の続編。
ダニー・ボイルは製作総指揮にまわり、「10億分の1の男」のフアン・カルロス・フレスナディージョ監督にシフトした。
出演は「エラゴン 遺志を継ぐ者」のロバート・カーライル、「ノウィング」のローズ・バーン、「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー、TVドラマ「LOST」シリーズのハロルド・ペリノー、「サウンド・オブ・サンダー」のキャサリン・マコーマックなど。

<あらすじ>
28週後..._d0030824_1473792.jpg感染すると意志を失って凶暴化する新種ウイルス“RAGE”により壊滅したイギリス・ロンドン。
ウイルス感染から5週間後に感染者の最後の1人が死亡、11週後には米軍が介入し、ようやく沈静化に向かっていた。
難を逃れたドン(ロバート・カーライル)は、目の前で妻アリス(キャサリン・マコーマック)を感染者に襲われ、後悔する日々。
しかし、スペイン旅行中で助かったタミー(イモージェン・プーツ)とアンディ(マッキントッシュ・マグルトン)の2人の子どもと再会し、ようやく落ち着いた日々が送れると喜んでいた。
だが、2人はアリスがどうなったかを語ろうとしないドンに苛立ちを覚え恋しがるばかり。
ある日、2人は区画封鎖された第1街区を抜け出して我が家へと向かう。
28週後..._d0030824_1474481.jpg彼らはそこで、死んだと聞かされていたアリスと再会する。しかも、アリスは“RAGE”に感染しながらも発病していないキャリアだったのだ。
2人を追ってきた軍は、アリスを保護しワクチン開発を始める。そんな時、アリスが生きていることを知ったドンがこっそりと会いに来てしまったことで、事態は思わぬ方向へ転がり始めるのだった。

<作品解説>
いわゆるゾンビものとしてスマッシュヒットを飛ばした「28日後...」の正統な続編です。
ゾンビのオリジナルと言えば勿論、ロメロ監督作品ですが、それ以外に脳みそを求める「バタリアン」、ゲームを実写化した「バイオ・ハザード」、パロディながら本家を食った「ショーン・オブ・ザ・デッド」など、人間がなんらかのウイルスに感染して凶暴化、そして生きている人間を襲うという共通パターンが確立されています。
本シリーズはその中においても遜色のない作品として人気を博しました。
特に2作目ともなると、成功の分かれ道となりますが前作を上回る緊張感、走って襲ってくるゾンビ達と確信的な試みが多くあります。
さて、前作から28週後の世界。
壊滅したロンドンには安全な区画が整備され、難を逃れた人々はそこで暮らしています。
感染者に襲われている妻を置いて逃げたドンは、子ども達にそのことを告白できずに悶々としているわけですが、そのことが悲劇を生む要因となります。
本作は、いわゆる仮設住宅を作って避難し、生活するというリアルさがあるのと、街が既に崩壊している状態が上げられます。
多くのゾンビ映画は、感染、拡大、崩壊という流れでストーリーが組まれていますが、本シリーズは既に「崩壊」という結果から始まっているのが目新しいですね。
ストーリーの根幹にはドン一家の家族愛が盛り込まれています。
ゾンビになれど、家族は家族なのか、凄惨な描写の中にある悲哀さがせつない。
全体的にツッコミどころは多々あれど、街の崩壊シーンや軍隊とゾンビの戦いなど、かっちりとした展開が魅力的です。

<見どころ>
この手の映画となると、やっぱりゾンビ登場シーン。
ウイルスに感染するとあっという間にゾンビ化して襲ってくる。
しかも走って!
あらゆる意味でストーカーなゾンビはイヤです。

<出演者>
イギリスの名優ロバート・カーライル、この人は好きな俳優の1人です。
悲嘆にくれた顔はニコラス・ケイジと良い勝負。
タミー役のイモージェン・プーツの美少女ぶりも良い感じです。
狙撃手を演じたジェレミー・レナーは「ハート・ロッカー」で脚光を浴びた俳優。
ほぼ無名ともいえるキャスティングが臨場感を生み出していますね。

<総評>
前作よりもグロさは増しています。
フレスナディージョ監督の「10億分の1の男」もそうでしたが、微妙にシナリオの甘さが気になるんですよね。
ただ、前作同様、ゾンビ映画としての体裁は整っているし、テンポも悪くない。
細かいことを気にしなければ十分に楽しめるゾンビものです。

<関連作品>
28日後... (1作目)
28週後... (2作目)

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
よろしければクリックお願いします。
by syosei7602 | 2010-06-24 23:59 | ホラー/オカルト
<< ユニバーサル・ソルジャー:リジ... ノーカントリー >>