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『MY SISTER'S KEEPER』 アメリカ/2009
監督:ニック・カサヴェテス 出演:キャメロン・ディアス アビゲイル・ブレスリン アレック・ボールドウィン ジェイソン・パトリック ソフィア・ヴァジリーヴァ ジョーン・キューザック トーマス・デッカー ヘザー・ウォールクィスト エヴァン・エリングソン デヴィッド・ソーントン 公開時コピー もう姉のドナーにはならない。 両親に訴訟を起こしたアナ、11歳。 しかし、その決断には ある理由があった─。 ジョディ・ピコー原作のベストセラー小説を「君に読む物語」のニック・カサヴェテス監督が映像化。 出演は「運命のボタン」のキャメロン・ディアス、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン、「恋するベーカリー」のアレック・ボールドウィン、「告発のとき」のジェイソン・パトリック、TVドラマ「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」シリーズのソフィア・ヴァジリーヴァ、「お買いもの中毒な私!」のジョーン・キューザックなど。 <あらすじ> サラ(キャメロン・ディアス)とブライアン(ジェイソン・パトリック)の夫婦は3人の子供達と一見幸せに暮らしている。しかし、15歳の長女ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)は白血病に冒されており、余命幾ばくもない。 そんな彼女を救えるのは、ケイトを助けるために遺伝子操作で生んだ妹のアナ(アビゲイル・ブレスリン)だけだった。 そんなある日、アナは勝訴率91%といううたい文句を掲げる弁護士キャンベル(アレック・ボールドウィン)の事務所へとやってくる。 彼女はこれ以上、自分の体をケイトの為に傷つけられることを嫌がり、両親を訴えたいと言う。 キャンベルは彼女の医療処置の経歴を見て、11歳の子供に州法上の拒否権がないことを知りつつ、ほとんど無償で仕事を引き受ける。 一方、ケイトの病状は悪化し、腎不全を起こしていた。すぐにでも腎臓移植をしなければ、いつ死んでもおかしくない状態だったが、キャンベルからの処置停止を求める訴状が届きアナからの移植はできなくなってしまう。 激怒したサラは、アナを問い詰める。しかし、アナは腎臓をひとつ失うことによって一生涯、無理な運動などができなくなるといった理由を熟知しており、すべての医療処置を拒否するのだった。 困惑するサラを余所に、ケイトは今までの人生を少しずつ振り返っていた。 <作品解説> 世界的なベストセラー小説…といっても未読です。 遺伝子操作によって、癌患者の完璧なドナーとなった少女とその家族の物語。内容としてはかなり重いテーマなのですが、全体的に見ればユーモアもあり、かなり見やすい作品です。 子供が親を訴えたり、親が子供を訴えたりするのは、訴訟社会であるアメリカらしい題材になっています。 さて、本作はそれらを踏まえつつも、ミステリ要素も含まれています。 姉想いで心優しい主人公アナが、親を訴えるのはなぜか、そして訴えられた親であるサラは何を感じるのか。 家族愛、人間の命の重さや尊厳、そして人生そのものについて、実に深く描かれています。 誰かが犠牲にならなければ幸せは得られないのか…何よりも神様という言葉がほとんど出てこないのが珍しいですね。 物語の人物たちは全て、神様よりも現実を直視しつづけるという運命を背負わされています。 できることは全て現実的な「可能性」が無ければいけない。 母親のサラは必死になってケイトを救おうとしますが、彼女自身の気づかなかった部分がたくさんあります。 サラ、アナ、ケイトという3人のそれぞれの立場は全て誰かに「起こりうるかもしれない」ことであり、それは神様に祈ってもどうにもならない。 限りなく現実として描かれる本作は、見事と言えます。 <見どころ> 法廷シーン、と言いたいところですが、もう一つ。 終盤のアナとケイトの会話が胸を打ちます。 <出演者> 母親役をやるようになってしまったキャメロン・ディアス。 本作ではなかなかの熱演。若干ヒステリックすぎる感じもうけましたが…。 アナを演じたアビゲイル・ブレスリンは「リトル・ミス・サンシャイン」の時からずいぶんと大きくなりました。 非常にうまいです。 そして、ケイトを演じたソフィア・ヴァジリーヴァ、圧巻でした。 ジェイソン・パトリックは久々に見ましたよ。 <総評> 重たいテーマなだけに、ニック・カサヴェテス監督も苦労したのか、音楽がすこし軽くなりすぎたような気がします。 しかし、重たいテーマだから全て沈鬱としたシリアスな物語になるかというと、そうじゃない。 テーマのなかに含まれる喜怒哀楽がきちんと描かれている点が好感もてますね。 タイトルからすると思わず敬遠してしまいがちですが、傑作と言っても差し支えありません。 オススメです。 よろしければクリックお願いします。
by syosei7602
| 2010-04-23 23:59
| ヒューマン/ドラマ
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