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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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モンスター
d0030824_1394248.jpg『MONSTER』 アメリカ・ドイツ/2003
監督:パティ・ジェンキンス
出演:シャーリーズ・セロン クリスティーナ・リッチ ブルース・ダーン
    スコット・ウィルソン プルイット・テイラー・ヴィンス リー・ターゲセン
受賞:アカデミー賞/主演女優賞(2003)
    ベルリン国際映画祭/銀熊賞(2003) 他多数受賞

公開時コピー
なぜ、愛を知ってしまったんだろう。

「ミニミニ大作戦」「コール」で人気急上昇のシャーリーズ・セロンが実在した連続殺人犯アイリーン・ウォーノス(劇中ではリー)を演じ、見事オスカーに輝いたノンフィクションドラマ。
監督はこの映画がデビューとなる女性監督パティ・ジェンキンス。
共演は「スリーピー・ホロウ」「バッファロー'66」のクリスティーナ・リッチ。

<あらすじ>
1986年、娼婦のリーはヒッチハイクをしながら男に体を売る生活に嫌気がさし、自殺を決意する。最後に稼いだ5ドルを使い切ろうと入ったバーで、彼女はレズのセルビーと出会う。
セルビーは同性愛を咎められ、両親の知人の家に預けられていた。
社会にそぐわない自分を理解してくれたセルビーを愛してしまうリー。
一緒に旅に出ようと約束した2人。リーは旅費を稼ぐために仕事に出るが、相手の男が暴力的に襲ってきたため、射殺してしまう。

***

あの美しいシャーリーズ・セロンが13キロ増量、悪い歯並びをはめ、シミとソバカスだらけのメイクで挑む・・・とこれだけで、アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロを思い出しちゃいますが、凄いです。
壮絶の一言。
二重顎、垂れた胸、だぶついた腹と見る影もなく・・・目をむいて演技・・・まさしく迫真!
そしてレズの相手を演じ、殺人の動機を無意識に作らせてしまったセルビーを演じたのはクリスティーナ・リッチ。
演技力は決してシャーリーズ・セロンに負けていない。我が儘で、アイリーンに頼る事しか出来ないセルビーを好演。

さて、シナリオ。
実在した連続殺人犯ということでまさしく凶悪犯罪ですが、些か事件の正当性を主張しているようにも見えます。
セロンと監督のジェンキンスはアイリーンが極悪な犯罪者であったことを描いたと言っていますが、恐らく女性の視点が強く入ってしまった為に弱くなってしまった事は否めないでしょう。
しかしながら、この映画の核となる部分はアイリーンの心理であり、殺人犯であるからと言って極悪非道だけが強調されてしまうと駄作になりさがるのも事実。
これは1人の人間が求め続けた愛を逃してしまった悲劇。
社会の歪みだとか、そういう一般大衆論では語れないのかもしれないですね。

残念なのは美人女優が体を張って演じても、必ず「そこまですればオスカーくらい・・・」といった批判があったこと。
いやはや、13キロ増やして1ヶ月もしないうちに次作の為に体重戻すなんてそうそう出来ませんよ。
尚、ドキュメンタリーで実際のアイリーンが出ている『シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女』もあるそうです。

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by syosei7602 | 2005-06-24 23:59 | ノンフィクションベース
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