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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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宇宙戦艦ヤマト 復活篇
宇宙戦艦ヤマト 復活篇_d0030824_1503916.jpg『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』 日本/2009
監督:西崎義展
声:山寺宏一 伊武雅刀 藤村歩 由愛典子 茶風林 古谷徹
伊藤健太郎 浪川大輔 柚木涼香 青野武 置鮎龍太郎
永井一郎 緒方賢一 家中宏 飯塚昭三 田中敦子
井上和彦 子安武人


公開時コピー
愛のために戦え!

SFアニメの先駆け的存在として人気を博し、「完結篇」が公開されてから約27年振りの復活となる「宇宙戦艦ヤマト」。
監督は同シリーズの製作総指揮と監督を勤めた西崎義展。
原案は石原慎太郎。
声は同シリーズの主役を務めた富山敬に代わり、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の山寺宏一、「GOEMON」の伊武雅刀、「劇場版 空の境界」シリーズの藤村歩、「名探偵コナン」シリーズの茶風林、「猫ラーメン大将」の古谷徹、「劇場版 BLEACH」シリーズの伊藤健太郎、「機動戦士Zガンダム」シリーズの浪川大輔、「たまごっち!」シリーズの柚木涼香など。
主題歌はTHE ALFEE。

<あらすじ>
宇宙戦艦ヤマト 復活篇_d0030824_1505122.jpg西暦2220年、ヤマトが回遊惑星アクエリアスの脅威から地球を救って17年の月日が流れていた。
しかし、地球には新たな脅威が迫ってきていた。移動性の巨大なブラックホールが地球を目がけて移動してきていたのだ。
地球は消滅まであと3ヶ月。科学連邦宇宙局は、人類の移住計画を実行に移し、古代雪を司令官とした第1次移民船団を出発させる。
目的地は2万7千光年離れたサイマル星系アマール星の月。
移民船団は順調に航海を続けるが、1万7千光年の距離で謎の艦隊から猛攻撃を受けて壊滅してしまう。
そして古代雪も消息不明に。
その頃、かつてヤマトの戦闘班長として活躍した古代進は、貨物船「ゆき」の船長として宇宙を航海し続けてい宇宙戦艦ヤマト 復活篇_d0030824_151116.jpgた。ちょうど1万7千光年の距離で移民船団の生き残りである上条を救助し、地球へと戻る。
一方、地球を立った第二次移民船団までもが同じ宙域で壊滅。
宇宙科学局長官の真田は、古代に第三次移民船団の護衛総司令を要請。
旗艦として、密かに復活させたヤマトを引き渡す。

<作品解説>
版権問題、さらに監督に西崎義展が逮捕されて頓挫していた復活篇。構想自体は…というか、復活篇はかなり前から何度も囁かれていたのは周知の事実でした。
ここに来て、版権問題諸々が解決してようやく日の目を見たというわけです。
残念なことに、シリーズ通して古代進を演じていた富山敬は死去してますので、代役として七色の声を持つ山寺宏一が担当。しかし、古代雪(森雪)の声が麻上洋子から変わっていたのはなぜか不明。
アニメの映像は、CGを含めてここ数年の技術の向上により、映像自体が素晴らしく、迫力十分。広大な宇宙空間を見事に再現しています。
また、音楽もお馴染みのテーマ曲をTHE ALFEEがカバー、それ以外のサントラも旧作品から使用しているのは好感が持てますね(特に完結篇からが多いかな?)
キャラがとんがりすぎたイメージになっていて、好みが分かれます。
さて、肝心の物語ですが、ぶっちゃけて言いますと、非常に軽い。ノリが軽いとかじゃないんです。
全体的に重厚さが欠けているというか…。
古代進と森雪が結婚したのは完結篇で見られたし、子供の美雪が登場するのもOKです。
しかし、全体的に悲壮感が足りない。
伝説的な英雄となった古代進の指揮振りは神懸かり過ぎているし、かなり独断も多いのも気になります。
また、新キャラクターである小林は航海士、佐々木は医師なのに戦闘機パイロットを兼任。
ちょっと、無理がありすぎます。
そして致命的なのは魅力的なライバルの欠如。
デスラー総統に代わる好敵手が存在しない…うーん、痛すぎますね~地球の危機なら、彼は駆けつけてくれるはずなのだ!(ファンの声)

<見どころ>
戦闘シーン、個人的に格好良かったのは艦載機であるコスモパルサーのディテール。
素晴らしいです。
あとは言わずもがな。
エネルギー充填120%、対ショック、対閃光防御!

<その他>
声については仕方ない部分があります。むしろ予習をしないで行けば、山寺宏一は声優として素晴らしいので違和感ありません。
伊武雅刀がデスラー以外で登場したのはサプライズと取るべきか。
本編にもかなり大きなサプライズはあるけど。
全体的に見ると、松本零士が抜けた穴はかなり大きいと思います。
やっぱりなぁ、松本零士は良く効くスパイスなんです(版権問題なんて言い出さなければ良かったのに。エンドロールで鬱陶しいくらいにでかい文字が…)。
あと、最後に気になったのは古代進と娘・美雪の「二度目」の再会シーン…ちょっと自分勝手な展開でしょ、あれは。
とりあえず第1部だそうで、予告編くらい放り込んで欲しかったなぁ。

<関連作品>
宇宙戦艦ヤマト (1作目)
さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち (2作目)
ヤマトよ永遠に (3作目)
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち (4作目)
宇宙戦艦ヤマト 完結篇 (5作目)
宇宙戦艦ヤマト 復活篇 (6作目)

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by syosei7602 | 2009-12-12 23:59 | アニメ/CG
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