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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
by syosei7602
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テープ
テープ_d0030824_2502464.jpg『TAPE』 アメリカ/2001
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク ロバート・ショーン・レナード ユマ・サーマン





公開時コピー
ヤクの売人、映画監督、検事補。
3人は、テープによって転がり始める。
疑惑はまわる。


「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター監督による同名舞台劇の映画化。
出演陣はたったの3人。
「トレーニング・デイ」のイーサン・ホーク、「Re:プレイ」のロバート・ショーン・レナード、「KILL BILL」のユマ・サーマン。
イーサンとロバートは友達、イーサンとユマは夫婦(現在、離婚危機)という関係で、息が合った演技がみられる。

<あらすじ>
ミシガン州ランシング。
とあるモーテルの19号室に泊まっているヴィンスは消防士の「助っ人」兼ドラッグの売人。
彼はランシングで行われる映画祭に出品している高校時代の旧友ジョンを呼び出す。
10年ぶりに再会する2人。昔話はいつしか高校時代のものへ移る。
ヴィンスは高校時代付き合っていた恋人エイミーがランシングの地方検事補になっている事を告げる。ヴィンスは、エイミーと別れたあと、ジョンと彼女の間に起きたある夜の「出来事」について質問を始める。
そして、ヴィンスは彼女も呼んでいたのだ。

***

ジャンル分けの難しい映画です。
サスペンスなのか、ドラマなのか今ひとつハッキリしなかったんですが、元は舞台劇だろうなという事は予想通りでした。
ついでにいうと、音楽はエンディングのみという構成で、劇中には音楽は流れません。
絶妙なセリフまわし、狭い室内で動きまわるカメラワーク、邦画で言うなら「笑の大学」「約30の嘘」などあげられますが、この映画の優秀なところは室内以外の部分は出てこないということ。
いうなればカメラと照明だけあれば撮れてしまうとも言えます。
撮影機材はデジタルビデオカメラ。
個人的にはこの手の画質は非常に安っぽく感じてしまうので、多少なりともフィルム感が出る処理をして貰いたかったですね。

内容はというと、前述したようにサスペンスともドラマとも言えない内容です。
あえていうなら、記憶のミステリーともいうべきか、主観と客観の相違を描き出したもの。
テープというタイトルは些か強引のような感じも受けますが、ミニシアター系、舞台などが好きな人にはお勧めです。
個人的には結構おもしろかったですね。

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by syosei7602 | 2005-06-21 22:19 | ヒューマン/ドラマ
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