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映画紹介 1122本。1日1本(毎日じゃありません)ネタバレは極力無し。TBはご自由にどうぞ。
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カサブランカ
d0030824_014530.jpg『CASABLANCA』 アメリカ/1942
監督:マイケル・カーティス
出演:ハンフリー・ボガート イングリッド・バーグマン
ポール・ヘンリード クロード・レインズ コンラート・ファイト
ピーター・ローレ シドニー・グリーンストリート
ドゥーリイ・ウィルソン モンテ・ブルー マルセル・ダリオ
受賞:アカデミー賞/作品賞・監督賞・脚色賞 (1943)

アメリカ映画ベスト史では常にトップ3に入るラブロマンスの傑作。
監督は「ホワイト・クリスマス」のマイケル・カーティス。
出演は「マルタの鷹」のハンフリー・ボガート、「オリエント急行殺人事件」のイングリット・バーグマン、「海賊バラクーダ」のポール・ヘンリード、「スミス都へ行く」のクロード・レインズ、「バグダッドの盗賊」のコンラート・ファイトなど。
テーマ曲の「As Time Goes By」でも有名。

<あらすじ>
d0030824_055548.jpg1941年12月、フランス領モロッコのカサブランカ。
欧州でのドイツ軍の侵攻から逃れた人々は、ポルトガル経由でアメリカに逃れるため、カサブランカに集まっていた。しかし、通行証が無ければ亡命もままならず、足止めされるばかり。
ある日、ドイツ兵が2名、列車内で殺害され通行証が奪われるという事件が起きる。警察は捜査するが、容疑者が大勢いるために特定できない。
ドイツ軍将校のシュトラッサー少佐(コンラート・ファイト)が赴き、植民地警察の署長ルノー(クロード・レインズ)に犯人逮捕を急がせる。
ルノーは、その容疑者がナイトクラブに現れるという情報を掴み、逮捕を約束した。
一方、ナイトクラブ「カフェ・アメリカン」を経営するリック(ハンフリー・ボガート)は、通行証で闇取引しているウーガーテ(ピーター・ローレ)から、通行証を預かる。それはドイツ兵から奪われたものだった。
d0030824_06671.jpgやがて、ルノーによりウーガーテは逮捕されてしまう。その直後、店に一組の男女がやってくる。
男はレジスタンス活動の指導者ラズロ(ポール・ヘンリード)、女はその妻イルザ(イングリット・バーグマン)だった。イルザを見たリックは驚く。
2人はかつて、ドイツ侵攻前のフランスで恋人同士だったのだ。

<作品解説>
見たことはなくても、タイトルは知っているというくらい有名な作品です。
製作年は1942年、つまり第二次大戦中になりますが、実はアメリカのプロパガンダの一貫として製作されたような背景も見え隠れしています。
それはさておき、本作はストーリーが決まっておらず、撮りながら結末が決まったという…実にアバウトな撮影がされていました。
ストーリー上の舞台はほとんどが主人公リックが経営する「カフェ・アメリカン」であり、まるで舞台劇のような展開ながらも、気の利いたセリフと出演者達の魅力的な演技が冴えています。
さて、本作でもっとも有名なのは「君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid.)」という名セリフ。今なお、様々な映画や小説、マンガなどにも応用されるほどです(自動翻訳にかけてもこの日本語に訳される)。
これを主演のハンフリー・ボガートが実にきざったらしく、それでいて嫌み無く使うところが凄い。
主人公のリックは、実にハードボイルドな雰囲気を醸し出していますが、理由も言わずに去ってしまった恋人イルザに未練たらたら。
再会したと思ったら、酒をあおってグチりまくったりします(笑)。
なんともクールじゃない行動をしながらも、これがないとリックはただのキザ野郎になってしまう。
うまい性格設定です。
一方、イルザはある意味小ずるい女性なんですが、そんなずるさも許せるような美しさ、そして涙で語るわけです。本作の肝はこの2人の関係がうまく描かれていて、注目すべきシーンはキスシーン。
よくよく見ると「ああ、なるほど」というシナリオのうまさに感服です。

<見どころ>
見どころはあちこちにあるわけですが、やはりイングリット・バーグマン演じるイルザ。
目を潤ませて、涙を流すシーン。
まさしく一筋の涙が頬を伝う…絵に描いたような美しい泣きっぷりです。

<出演者>
ハンフリー・ボガートのイメージはやっぱりハードボイルド。
トレンチコートの襟を立てて、タバコを吹かす…実はそれほどハンサムというわけじゃないんですが、雰囲気が魅力的です。
イングリット・バーグマンは美しいの一言。
知性的かつ情熱的な演技を見せてくれます。
ラズロを演じたポール・ヘンリードは、それほどメジャーになった人ではありませんが、落ち着いた演技が魅力的。
そして、ルノー役のクロード・レインズが見事に助演してくれています。

<総評>
ラブロマンスとは言いながらも、端々に笑いがあったりして、ユーモアがあります。
モノクロ時代ならではの不自然な部分があったりしますが、そんなことは気にならない。
テンポもよく、100分という2時間に満たない作品なので、おすすめです。

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by syosei7602 | 2009-09-08 23:58 | 恋愛/青春/スポーツ
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